2004年 6月 24日(木)

(((((((((仮想現実、実は現実))))))))))

『ある大学生の日常』

一人の男が朝の八時半を少し過ぎたころ急ぐように家を出た。
自転車に飛び乗り、猛スピードで駅へとペダルをこぐ。途中の信号は、その時の彼には全ての色が青に見えたのか、あるいは、ただ単に見ていなかっただけかも知れない。彼はブレーキを握ることなく駅へ到着した。

彼は今、一刻を争っているのだ。

電車の発車までには、あと一分もない。彼は走って階段を上らなければ、プラットホームでドアの閉まった電車を見送ることになる。彼は案の定、プラットホームへの階段をものすごい速さで駆け上がっている。電車のドアが閉まるかどうかの瞬間に彼は自分の体を車内に投げ入れた。

彼は間に合ったのだ。

次の瞬間、彼は安堵と共にこう思った。
「これで一限の授業の出席は一安心。今日も単位へ一歩近づくな。良かった、良かった。」

ここで、彼の心の闇に潜むもう一人の自分が抑えきれない感情を持って出現した。
『貴様は何のために大学に通っているんだ。単位のための授業なら出る意味が無いんじゃないのか!?』

声荒げに言う闇に潜む自分に向かって、もう一方の自分が冷静さを持って反論する。
「君の言っていることはよくわかるよ。だけど、僕にも世間体ってものがあるのだよ。卒業に5年かかりましたなんていう肩書きなんか僕は死んでも欲しくないからね。それよりなにより、莫大な教育費を払ってくれているお父様お母様に、着実に単位を積んで全てが自分の為になっているよ、大学に通わせてくれて本当にありがとう、というセリフくらいを本心からでなくても言うのが最低限の親孝行だと僕は思うよ。」

すると、呆れと怒りの混じったような口調で闇の自分はこう言い放った。
『あぁ、あぁ、そうか、そうか、お前はいつも世間体だなんだってことばかりで、もう愛想が尽きたぜ。でも、これだけは言っておく。そんな倒錯した大学生活の終わりには、おまえはきっと地獄を見ることになるぞ。俺にはよくわかる、貴様に未来はないだろうということが、よく覚えておけ。では地獄でまたな』

・・・
彼がはっと気がつくと、一時限目の授業は終わり、教授が教室を出て行く後ろ姿が見えただけであった。彼にとっては、いつもの日常の光景であった。
                 −おわり−

※内容はフィクションであり、登場する人物等はすべて架空上のものです。


最近、単位って一体なんなのってことに疑問を持ちはじめて、ちょっとしたストーリーを書こうと思ったらこんなへんてこな話になってしまいました。つまらない内容ですが、読んで何かを感じてくれたら幸いです。もちろん、大学には為になる授業もたくさんあるし、全ての授業について言っているわけではないので、わかってくれているとは思いますが一応、断り書きをしておきます。まぁまぁ普段皆が思ってることを書いたわけですよ。

そういえば、学部ごとの授業ってどういうことやってるのか僕は興味があります。例えば、文学部のシェークスピアを読む授業とか観光学部の専門科目とか。あと、まぁお堅いだろうけど、法学部の憲法とかも一回だけなら受けてみたいですし。今度、空き時間にもぐってみようかな・・・

さぁそろそろ外も明るくなって来たことだし(現在AM4:30・・・)今日はこの辺で終わります。
レスしてくれた方々、ありがとうございます。レスを力に残りの日々を頑張ります。
お読みいただきありがとう!ではまた明日〜!
                  2004.6.24 記    浅見周司




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