| 2002年 11月 3日(日) |
スズメバチ
フランス映画「スズメバチ」を観た。
-1万2千発の銃弾が飛びかう-
CMを見た時スタイリッシュ系フレンチの香りがプンプンして、
「これは行かねば絶対後悔する」と自分の中で決め込んでいた。
大まかなストーリーは単純。
フランスで最凶の売春組織のボスを護送中、
その奪還を目論むマフィアの激しい襲撃にさらされ、護送車は近くの倉庫へ。
しかしそこには窃盗団が進入し、その彼らは脱出寸前。
突然の襲撃と銃撃に最初は警察が踏み込んだのかと慌てる窃盗団だったが、
良く見れば「外」の連中に応戦している連中(護送車の特殊部隊)が。
圧倒的火力で迫るマフィアからなんとか逃れる為に、
お互いに手を組む警察と窃盗団&倉庫の警備員。
追い込まれた人物達に次第に奇妙な連帯感が生まれる。
映画を観て一番驚いた事は、ド派手系アクション映画ではなく
パニックホラー的な映画だった事。
昨今ハリウッドで大流行している、いわゆるメタル系サントラをガンガンかけて
たたみ掛ける様に見せる映画かとばかり思っていたので、正直これにはビックリ。
じゃあダメだったのかと言うとその逆。
とても面白い映画だった。
魅せの銃撃シーンの映像の美しさもさることながら、
驚くべきはその演出手法。
主人公達が敵に囲まれ、追い込まれ、銃撃される様が
映画を観る観客に良く伝わって来るばかりか、観客も一緒に銃撃されている様な臨場感。
いくら追い込まれているとはいえ、ストーリーを読むと
「どうせ敵はマフィアでしょ?よくあるじゃんそういうの」と思いがちだが
登場するアルバニア系マフィアの武装のスゴさと組織力は軍隊並み。
全員がのノクトビジョン(暗視装置)を付け、手にはレーザーサイト&フラッシュライトが
付いたM16やらSIG550やらロケットランチャーやら。もうどう考えても特殊部隊。
そんな武装をした圧倒的大多数の敵に囲まれ浴びる凄まじい数の銃弾。
その上立て篭もっている工場にいつ進入されるか解らない恐怖。
銃撃が激しければ激しいほど、観客の恐怖が増す映画の作りは
昨今のアクション映画とは完全に一線を画する出来栄え。
また恐怖や、めくるめく激しい展開を予感させる為に丁寧に張られた伏線も○。
パニックホラーと生粋のアクションとの融合は見事にマッチ。
ちょっぴりラストにもう少し何か欲しかった様な気もするけど(笑)
見終わった後、また面白いアクションのスタイルが出来た事に嬉しさ一杯。
エイリアンやお化けじゃなくても、怖い物と戦う恐怖の演出は出来るものなんだね〜と一人納得。
しかし・・・開場で映画をぶち壊す出来事に久しぶりに遭遇。
後ろの席の方のオヤジさん・・・ゴソゴソ五月蝿い・・と思っていたら
そのうちいびきかいて寝てるしっ(泣笑)
だれかハチの巣にしてPLEASE!!
とスズメバチ観ていた全員が思ったに違いない(涙)