2003年 3月 18日(火)

無題

アメリカとイラクの関係は、もう絶望的なのだろうか?

誰も戦争なんて望んでいないのに・・・。

湾岸戦争の時、私は実家を離れて生活していた。

夜、何気なくTVをつけたら戦闘シーンが流れてて「今の時間に戦争映画とは珍しいな」と思っただけだった。

しかし、そのTVがニュース番組とわかり言葉を失った。

「戦争を知らない世代」といわれてる我々が、他国とはいえ、非常に近しい関係にあるアメリカの戦争を目の当たりにするとは思ってもいなかったから。

その時、同時に一人暮らしの切なさを思い知った。

目の前で繰り広げられる信じられない光景について、聞く相手がいなかったから。

誰かに確かめたくとも、誰にも聞けない寂しさ。なんだかとても切なかった。

暗闇に走る青白い閃光。

そして、数秒後。真っ赤に燃えさかる炎。

あの先に、一体何人の人がいたのだろうか?

「これは映画じゃない。現実なんだ。」

現地の人の事を思うとなんだかやりきれなくて、その夜はよく眠れず悶々と朝まで過ごした事を覚えている。

当時、アメリカから日本の文化を勉強しにきている留学生の友人がいた。

彼の友達(恋人)が空軍に所属し、今まさに戦ってるという事を聞いてすごくショックだった。

いつも陽気な友人が「もう彼に会えないかもしれない・・・」と、泣き崩れていた様子が今でも忘れられない。


そして、悪夢のようなあの同時テロ。

一人暮らしの友達からたくさんのメールが携帯に届いた。

「今TV見たけど、アメリカのあれマジ?!?」

やっぱり、誰かに聞いてみたくなるよね。確かめたくなるよね。

この二日後に挙式する友達がいて、わたしも出席する事になっていた。

彼女のお相手はTV局のカメラマン。

当日、彼のお友達が数名欠席していた。

司会者が電報を披露していく中、欠席された方からの電報を読み上げた。

その瞬間場内が静まり返った。

「私は同時テロ取材の為に残念ながら欠席ですが、遠くアメリカの空からお2人の幸せを祈っています!」

まるで時間が止まったかのような、結婚式とは思えない不気味な静けさだった。


そして、今。

また戦争が起こるかもしれない。くすぶり続けていた種火に火がつくかもしれない。

同じ地球上に住む仲間なのに、なぜ戦わねばならないのだろうか?

人と人とが殺しあうなんて悲しすぎる。

どうか血の雨だけは降らさないで欲しい。

愛する人を失って悲しみにくれる人々の姿はもう見たくない。

みんなの祈りが届きますように・・・。