| 2006/9/6 (Wed) |
2006年上半期ベストバウト
2006年上半期、接戦が数多く見られた中でいくつもの名勝負も多かったですね。
そんな中から僕が選ぶベストバウトをランキング形式にして10試合選択しました。
一言にベストバウトと言ってもあくまで僕の見解の中で見応えがあったということでありますんで、激闘、熱戦もあればその選手のピークパフォーマンス的位置付けの試合で内容的には完勝だとか、人によっては見応えがあったなかったと大いに意見の分かれる技術戦、凡戦!?であったりとか様々です。
単純に僕が見ておもしろかったとか、この試合はビデオを何回か見直してるな〜とかそういう感じなので、いちいち僕の価値感、見解を否定せんといてくださいね(笑)
ちなみに国内外ひっくるめて1月〜6月一杯までに行われた試合の中から選んでます。1.デラホーヤ TKO6R マヨルガ
2.ゴンサレス 12R モンティエル
3.カスティージョ 12R ムニョス
4.増田 10D 戒岡
5.ツニャカオ 12D 大場
6.グスマン 10R ハウレギ
7.ソムサク TKO10R モンシプール
8.テーラー 12D ライト
9.池原 10R 鳥海
10.リベラ 12R ガルシアなかなか無難ではないかと(笑)
やっぱりデラホーヤのスター性ってのはすごいなと。
デラホーヤの試合はパエス、ルエラス、ヘナロ、チャベス第1戦、ゴンサレス、リベラ、クォーティ、バルガス戦など好きな試合がたくさんあるけど、このマヨルガ戦の初回の左フックはやっぱすげーな、と。
関係のない話だけど、ホプキンス戦は別にして(僕はかなりよくやった方だと思う)、トリニダード戦で初回から極端なアウトボクシングを展開したことはやっぱり不満。
チャベス第1戦、マヨルガ戦で見せたようなどっしり構えたスタイルで戦えば、危険はあったかもしれないけど、トリニダードをKOしてたんじゃないかな!?とちょっと思う。
それにしてもこんな選手をバルセロナオリンピックの頃からずっと見てこられたというのは、なかなかうれしいことです。チャンピオン同士のメキシカン対決は見応えあったなぁ。
モンティエルが面構えにしろスタイルにしろ短すぎるトランクスにしろあまりにもクラシカルで好きではなかったんだけど、技術的には超一流ですね〜。
僕はモンティエルのスリルあるシャープなカウンター戦法が有利だったかな!?と思ったけど、ゴンサレスが思ったよりもモンティエルのスピードについていけてたのにも驚いた。
モンティエルなら徳山にも名城にも川嶋にも勝てるだろうけど、ゴンサレスは長谷川には勝てないだろうし、徳山とやったら子供扱いかもしれないなぁ。
でもこの試合の勝者はゴンサレスなんだなぁ。カスティージョは名城戦で調子も良くなかったかもしれないし、緊張感のない戦いっぷりでしたね。
悪く言いたくはないけど、名城はいろいろな面で運がよかった。でこのムニョスとの再戦ですが、僕が見た感じ目立っていたのはムニョスですかね。
勝敗に関しては僅差だとしても問題なくカスティージョだと思うけど、セレス戦で思ったより怪物的な選手ではないなぁと思ってから、ずっと強いのか弱いのかわからん・・・みたいな感じに思ってましたね。
この試合では戦績通りの凄味を見せてくれた気がします。
カスティージョも果敢に打ち合うなど強みを見せてくれた。
ムニョスはやれば出来る子を証明したし、カスティージョに関してはこれだけの試合の後、1位とはいえそれまで7戦しか消化していない挑戦者を相手に日本で防衛戦を行うメリットなんて何もないですからね。
再戦が実現すればカスティージョの完勝だと思いますけど、ムニョスは名城とやったら派手にKO負けするんじゃないかな!?国内上半期トップは増田x戒岡ってことになりますね。
増田の成長っぷりにびっくりしました。
なんか同じ静岡出身の平野公夫みたいなやつ・・・っていう印象しかなかったですけど、低く構えたスタイルから戒岡のストレート系パンチによく反応してウィービングも速かったし、踏み込みも鋭くてパンチにスピードもあったから、中盤以降右フック気味の大きなパンチがよく当たっていたと思う。
十分な準備をしてきた増田に対して、戒岡は綱渡り防衛を続けていた増田をちょっと過小評価してリングに上がっちゃったかなぁという感じだったかなぁ。
僕も戒岡のストレート系パンチが増田をシャットアウトすると思ってもんなぁ(笑)
この2人のこの日の調子なら、ランダエタ戦のLフライ級での亀田には勝ててた可能性大。名古屋でこんな名勝負が生まれるとはうれしいもんです。
判定に関しては出ちゃったもんは仕方ないけど、まぁいい試合でしたよ、ホントに。
2人共天才肌の選手だと思うけど、攻防一体の洗練されたツニャカオのスタイルに対して、攻防分離で感性に頼って戦う大場のスタイルに実力差というか密度の違いはあったかもしれない。
あと大場はサウスポーが特別苦手には感じらなかったけど、ブロックしながら踏み込んだ時に、自分が思っていたより距離が近づきすぎて空振りが多かったですね。
大場が引退する時にどれくらいまでの地位まで辿り着いているかはぜんぜんわかりませんけど、もし世界王者になったとすればこの試合の意味合いもいろいろと変わってくるでしょう。
ただこのまま無冠で終わったり、負ける時はツニャカオ戦のようなスタイルで負ける・・という風になってきてしまうと、名護君のようになってしまいますね〜(笑)
ツニャカオはぜひ長谷川と対戦してほしいですね。
僕は勝てると思うけど、長谷川陣営はガルシア退ければ次の指名挑戦まで微妙な挑戦者と試合こなしそうだし、辰吉!?なんて名前も出てくるかもしれないし・・・。グスマンってのはやっぱり凄い。
1年ちょい前までSバンタムでやってた選手が、ライト級の元世界王者を子供扱いにするっていうのも驚きです。
トニーを別格とすれば、現役で一番好きな選手です。
このハウレギをシャットアウトした試合を見ると、パッキャオもバレラもモラレスもバレロもソトも目じゃないような気がするんですけどね〜。
とりあえずホルヘ・バリオス戦でKOなり判定なり完勝してもらって、打倒パッキャオに向けて本格的に踏み出してほしいです。
バリオス戦はエキサイトマッチで放送しそうなんで大注目です!!
ここで負けたら僕はボクシングを見る楽しみが激減するというくらい重要な試合ですよ(笑)残りはまとめて。
ソムサクは強いとは思っていたけど、モンシプールとしては地元とはいえ長期休養明けのマッチメークとしてはちょっとキツかったかも。
サラテ戦の苦戦がなかったらもっと衝撃があったかなぁ。
強いけどソムサクではカバジェロには勝てまい。
テーラーはいつも一生懸命っていうか、年齢のわりにボクシングが若々しくていいな〜。
ライトのガードも鉄壁ではないことがわかった。
最近好調らしいウィリアム・ジョッピーのスタイルならライトに勝てる公算がある気がする。
僕は池原も鳥海も好きな選手ですけど、池原は上り調子っていうかメッグン戦で根性スタイルが導いた勝利から迷いのないスタイルがタイトル奪取に繋がったかなぁ。
鳥海は9連勝中7KOして長谷川とやった頃までのシャープさがなかったのは残念。
リベラxガルシアはおもしろい熱戦でした。
ガルシアは4度目のダウンの時戦意を無くしかけていたけど、よくがんばったなぁと思うし、僕はリベラに関してはだいぶ過小評価してたかもしれないっす。他にもいろいろありましたけど、イーグルxマヨールはイーグルがもっと明白に勝つと思ってたし(試合の度に体が硬くなってないか!?)、長谷川xウィラポンもウィラポンのこの試合の時点での衰えを見ると、7,8と盛り返されてた長谷川の集中力はどうかと思うし、徳山の真っ赤なトランクスは目がチカチカして目に悪かった(笑)
国内選手絡みの上半期世界戦は越本x池が一番かな。
あとポンサクレックx中広もいい試合で、前半3ラウンドが中広にとって痛かったけど、再起するみたいだしこの人はたぶん世界取るでしょう。
ワーストは当然新井田xバレラ。
国外珍選手として2試合連続で世界タイトルを失ったザブ・ジュダー、42歳で無敗の新鋭に完勝してまたひとつ勲章を増やしたバージル・ヒル。
なんかホリフィールドに挑戦した時のフォアマンが特別すごいという気がますますしなくなってきたな・・・。