| 2005年 1月 19日(水) |
光の帝国 常野物語
著者名:恩田陸
出版社:集英社文庫
『常野』を巡る短編ストーリー。
最初の『大きな引出し』は最後、泣けました。
息子の仕事・・・映画監督に反対し、それで息子が出て行ってしまっても、息子が監督したものは必ず初演の日に見る。半券や記事はスクラップして。
父が亡くなった後にそのことを知った息子たち。父が子供を思っていた――
オーソドックスな展開かもしれない。けれど私も泣けました。
いつもこういう展開を見ると思うんですよね。この息子が私だったとしても。うちの母親は絶対にそんなことしないって。
(その後、母に怒られて・・・泣きながらお風呂入っていたんですが【苦笑】、そのことが頭を巡ってて。いつの間にか『私が今消えたり、自殺したりしても悲しまないだろうなぁ・・・』って。お風呂出てから直ぐにしたことが、レターセットを取り出して友人宛に手紙を書く・・・という行為ですからね;「急にこんな事になってごめんなさい」その書き出しから始まって、数行書いてからふと自分が怖くなりました;でも、書くの止めても暫くは内容頭で考えたんですよねー。あぁ怖い。それにしても、真っ先に書くの・・・普通は学校の友人であるべきだと思うのですが;やっぱり、彼女の影響は私にとってもの凄いものだったんだなぁってことに改めて思いました。でも、やっぱり自分が怖い;)
また、覚えるだけじゃ意味がない。『覚える』だけじゃなく、その『意味』を理解しないと。
まるで、今の私の勉強法。それも駄目だなぁって思いました;
――んで、常野。『常野』はすっごいほのぼのした情景を思い浮かべるんです。
『常野』のような人々はいないとも限らないんですよねー。
『光の帝国』は哀しかったです。戦争。どうしてあんなことを・・・本当に信じられない。きっと、戦時中なんてそんなもんだったんでしょうね。でも、本当に信じられない。
『草取り』は、普段見えていないもの、いっぱいあるんだろうなぁってことをつくづく思いました。
多分、私たちは「世の中」をありのままに見ていない。絶対見落としている事が多い。
道端の花。街路樹の木の実。川の小魚。なにもかも見ているかって言われたら絶対に見てない。
それに、対人関係も。もっと、周りをしっかりと見据えることができるようにならないといけないなってつくづく思いました。
それぞれの短編、どれもとてもいろんな思いを抱きました。
もっとゆっくり感想書きたいけれど、時間ないので。ごめんなさい。
Wrote:神谷聖羅