2003年 10月 3日(金)

好き すき スキ

はづきの本棚のところにも書いたけれど、
娘の通院のおかげ?で読書の時間が増えていました。
久しぶりに心から泣いた本は
片山恭一の「世界の中心で、愛をさけぶ」
この本、実は、4月に購入したものの、
どうしても、読むことができずにいたのです。
それは、この物語が、喪失、
つまり、死から始まる物語であることを知っていたからでした。

この本の中に、こんな場面があります。
主人公は、高校生の男の子なんだけど、
好きな女の子と早く結婚したいね。って話をして、
その中で、社会的に自立しなきゃ結婚はできない。
じゃあ、社会的自立ってどういうこと?
っていう風に会話が進んでいくのですね。

彼女は、「働いて自分でお金を稼ぐこと」って答えます。
「お金を稼ぐってどういうこと?」

「さぁ」

「それは社会の中で能力に応じて役割を演じるってことだよ。
その報酬がお金なんだ。それなら人を好きになる能力に恵まれている人間は、
その能力を生かして人を好きになることで、お金をもらってなぜ悪い?」

「やっぱりみんなの役に立つことじゃないとだめなんじゃないの?」

「人を好きになること以上に、
みんなの役に立つことがあるとおもえないけどな」
それからさらに、彼はこう言うの。
「表面的にいくらきれいごとを言っても、
ほとんどの人は自分だけよければいいと
思って生きてるわけだろう。
自分だけ美味しいものを食べられればいい、
自分だけ欲しいものが買えればえればいい。
でも、人を好きになるつってことは、
自分よりも相手の方が大切だと思うことだ。・・中略・・・
それが人を好きになるってことだよ。これ以上大切なことが、
ほかになにがあると思うかい?ぼくは思いつかないね。
自分の中に人を好きになる能力を発見した人間は、
ノーベル賞のどんな発見よりも大切なことを発見したんだと思う。
そのことに気づかないなら、気づこうとしないなら、
人間なんて滅びたほうがいい。・・・・略」 

人を好きになる能力かぁって、考えさせられた場面でしたね。


ただ、好きなだけなのに、人は、そのことで、悩んだり苦しんだり。

好きだから、相手のためになんでもしてあげたくなっちゃう。
好きだから好きだから…と尽くすのは喜び?自己満足?

そうして、また考える。
結局、この思いをぶつけることは相手にとって、
「鬱陶しいだけかな?」とか
「私のこと好きじゃないのかな?」
「嫌われちゃたのかな?」
色々考えて・・・・・

「もう、私はいないほうがいいのかな?」
「いっそのこと離れてしまおうか」
「もう、私は、消えちゃおうかな・・・・・」


ただ、好きだから、そばにいたいだけなのにね……


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逢えないけど
季節は変わるけど
愛しき人

君だけが わかってくれた
憧れを追いかけて
僕は生きるよ

愛と知っていたのに
春はやってくるのに
Woo Yeah 夢は今も 夢のままで

君よずっと幸せに
風にそっと歌うよ
Woo Yeah 愛は今も 愛のままで


「桜坂」   福山雅治




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