2017年 6月 10日(土)

かつて

2006年6月3〜4(土日) 二ッ峰

飯豊主稜線門内岳辺りから新潟側に目をやると、ひときわ鋭い鋭鋒に気づくだろう。

その頂を見たアルピニストならばそこへ立ってみたい衝動にかられるのではないだろうか。

残雪期の縦走路として有名な二王子~門内。あるいはかつては登山道として整備されていたものの諸事情により廃道となった胎内尾根。この2本のルートを辿る時にこの頂を越えることとなる。

去年同時期、日帰りで胎内尾根に入り一ノ峰まで行きその頂を目に焼き付けて帰ってきた。

今年は4月の低温傾向から雪消えは遅れている。チャンスは今しかない、そう考えた。

門内小屋まで1日で辿り着けないことも十分考えられるので、テントもザックに入れた。


6/3(土)2:54 家を出る。風倉トンネル手前で一般車両進入禁止。そこから自転車で奥胎内ヒュッテを目指す。

今まで担いできた中で最高に思いザックがずしりと肩に食い込む。

ほぼ登りこう配のこの道、早くも降りて押すこととなる。

サイクリストのはしくれとしては、このくらいの斜度で降りて押すなどということはすなわち敗北を意味するようなものなのだが、乗れないものは乗れない。

ほとんど拷問のような自転車によるアプローチも1時間ほどで終わらせることができた。

ヒュッテを通り過ぎて舗装された林道から右へと下るスロープと呼んでも差し支えない道に進む。

胎内川と頼母木川の合流点近くにある吊り橋から今では廃道となってしまった「胎内尾根」ははじまる。