| 2003年 3月 11日(火) |
8期H君からのメール
長らく連絡のなかった8期H君から嬉しいメールが来ました。1年の留年の後、昨年卒業してからは高崎でフリーターをしていたとのこと。就職活動もうまくいかなくて、なかなか決まらず、今まで連絡できなかったけれど、年が明け実家のある山形に戻ってから、地元T温泉のホテルのフロント(総合職)に決まったという内容でした。頭がよく素直な子だったのですが、ナイーブで人付き合いが得意な方ではないので心配していました。でも就職先が決まって本当によかったと思います。欧米の歴史を振り返るまでもなく、ホテルマンというのは大変奥深い職業です。これからも勉強することはたくさんあると思いますが、君なら大丈夫。優しい気配りを強味にできるでしょう。自信を持って仕事に励んでください。
そういえば、H君をはじめとする8期生とゼミで輪読したのが、翻訳される前のA. Giddens, The Third Way でした。当時欧州で甦っていた社会民主派の議論を、ブレア英首相のブレーンであるアンソニー・ギデンズの著作に拠りながら勉強しようとしたわけです。市場原理主義を越えたヨーロッパの可能性なども議論したと思います。でも最近の状況を見るにつけ、ブレアの言う「第三の道」って、いったい何だったのかと思ってしまいます。国連安保理事会の賛成決議を得られないまま、アメリカとともにイラクへの軍事攻撃に踏みきれば、ブレアの政治生命は尽きるでしょう。ここへきて、援助カードを切りながら、なりふり構わぬ対米黙従外交を続ける立場を明確にした、わが小泉純一郎の命運やいかに。
H君。長引く不景気。不穏な国際情勢。ホテル業界を取り巻く環境は厳しいですが、頑張ってください。
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