2003年 3月 18日(火)

開戦間近

 ついに始まるんですね。理不尽な戦争が。新たな国連決議抜きでのイラク攻撃は暴挙以外の何ものでもありません。これで、テロリストたちに不特定多数のテロへの口実を与えることになります。イラク攻撃そのものは短期的に終わるかもしれません。でも今回の攻撃は、この先何十年も世界をテロの不安に怯えさせるきっかけになるでしょう。よろめきながらも営々と築かれたきたはずの国際的ルールがまたもや破られてしまいます。世の中、所詮こんなもの。国連なんて、どうせ利己的なナショナリズムがせめぎあう場所。テロリズムもですが、虚無的な空気の蔓延が世界にもたらす無力感もいやですね。
 唯一の被爆国日本は、史上唯一の核兵器使用国アメリカに追随するのみ。これが外交でしょうか。先の世界大戦について、日本のエスタブリッシュメントの反省とは、おそらく、アメリカと戦争してしまったことだけなのでしょう。アジアで何をやったかなんて、たぶん眼中にありません。アメリカと戦争さえしていなければ。これが日本のエスタブリッシュメント唯一の反省材料です。とにかく何も考えず、アメリカに反対しないでおこう、ついていこう、それが「国益」なんだ。戦後日本の外交なんて、煎じ詰めれば、結局これだけだったのかもしれません。北朝鮮問題があるから、なんてなことがまことしやかに囁かれますが、そんなのは口実にすぎないでしょう。今回に限らず、ずっとアメリカにひっついてきたわけですから。でも世界の潮流は見誤らない方がいいのではないでしょうか。ブッシュ=アメリカでもないと思いますし。
 「経済学」に何ができるか。均衡のみに関心を抱く「やじろべえ経済学」のことではありません。連綿と受け継がれてきた政治経済学には何ができるでしょうか。専門外、と逃げることはできないでしょう。戦争そのものはともかく、背後に横たわる問題に対しても専門外だから、と言ってしまっては、普通の人々から「じゃ、あんたたち、何やってるの?何のためにいるの?」と問いつめられてしまうでしょう。
 
「あなたは戦争が起こる以前に戦争のことを考えたことがおありですか?人間のことについて深く思い悩まれたことがおありでしょうか?どのくらい深く問われたのでしょうか?」(坂口尚『石の花』より)


 まとまらん話ですけど、焦ります。とにかく頑張りましょう。 
 




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