2003年 3月 4日(火)

卒業おめでとう

昨日、卒業・進級判定会議があり、留年していた人も含め、ゼミの卒業予定者16人は全員卒業が決まりました。危なっかしい人もいただけに心配していたのですが、これで無事卒業です。4年間(人によっては5年間)、本学で学び、それぞれの進路を見つけ全国に散っていきます。卒業していくゼミ生の皆さんは、どんな気持ちで学舎をあとにするのでしょうか。
 6期Y君の卒業論文集「あとがき」には、その気持ちが素直に語られていて、読むと今でも感動します。本人の承諾は得ていませんが、「監修」者特権で勝手に紹介します。
「4年前、本当なら就職するはずだったのに、幸運にも大学で学ぶ機会を得たことに、このうえもなくすばらしい仲間と学ぶ機会を得たことに、まずは感謝したい。
 月日が過ぎ行くのはあっと言う間だ。入学式にうなだれて参加したことも、まわりに流されまいと肩肘を張っていたことも、飲んだくれていたことも、つい昨日のように感じられる。持病の馬鹿を何とかしたくて、大学生活を楽しむつもりなどなかった。この論文集を書いた人は、多かれ少なかれ同じだったんじゃないかと思う。
 ただ、迂闊にもというべきか、運良くというべきか、矢野ゼミに入ったことで学生生活を楽しんでしまった。遊んで楽しかったわけじゃない(それもある)。人生のどこかで頭を打ち、それゆえに魅力的な人間たちが、笑ったり泣いたり怒ったりして、その中に自分もいて何やら騒々しくしていることが、いつの間にかたまらなく楽しくなっていた。
 自信にあふれ、人を見下して鼻で笑うような人間よりは、才気に乏しくとも汗まみれで笑っている人間のほうが、人生を楽しめる気がする。
 これからも、失敗するだろうが、卑屈にならずに生きていこうと思う。」
 10期生の皆さんは、どんな気持ちで卒業していくのでしょう。
 とにもかくにも、卒業おめでとうございます。




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