2004年 10月 11日(月)

『可能性の政治経済学』、今週いよいよ配本

 先週、ついに、わが初の単著『可能性の政治経済学−ハーシュマン研究序説』の現物を手にしました。見本用にまずは約100部ほどが印刷され、そのうちの20部が送られてきたのです。年甲斐もなく、というか、年齢なんて関係なく、やっぱり興奮しました。その日は、翻訳作業も手につきませんでした。表紙を表から眺め、裏からも眺め、帯に目をやり、「序章」を読み返し、「あとがき」に何度も目を通し、そしてまた表紙に戻る。いろいろな方向から、ニヤニヤしながら自分の本を見つめ、本当にできあがったのだと実感しました。恩師M先生は、第一作『世界経済論』ができあがったとき、床一面に敷きつめ、その上に寝そべって喜びをかみしめたといいます。それぐらい嬉しいものなのです。
 見本用の印刷をとにもかくにも急いでもらったのは、10月9日からの日本国際経済学会開催に間に合わせるためでした。学会関係者の手元に何とか10月8日頃までに届くようにしてもらったのです。間に合わないまま、上京された方もおられましたが、東京近辺の方々を含め、期日前に届いた方もたくさんいました。学会では、いろいろな人から声をかけてもらい、自分の事のように喜んでいただきました。メールもあちこちから届いています。これから時間が経てば、届くメールも内容に踏み込んだものとなり、いろいろな批判的見解も提示されるのでしょうが、それでも何でも、本を仕上げ、お世話になった皆さんの元に届けることができ、そして皆さんからのメールや言葉をいただけるのは、本当に嬉しいことです。台風が直撃した10月9日、酒を飲むには少々早い時間帯からM先生とビールを飲み、3期S君を含め、計5人、久しぶりの話に花が咲きました。嬉しいひとときでした。その後学会の懇親会にも参加。二次会は、編集のK氏もかけつけ、うまい酒を飲みました。
 そして、わが家族。妻、長女、次女にも現物が届いた日に1冊ずつ渡しました。その日は、感謝の気持ちを込めて、私がみんなに夕食をごちそうしました。本当はそんな予定はなかったんですが、現物を手にし喜びの気持ちがあふれ、そんな具合になりました。もちろん、行った先は上小塙の鮨屋「小野瀬」です。これから、両親や弟のところにも届けます。みんな、きっと喜んでくれると思います。
 そして今週、『可能性の政治経済学』の印刷がすべて整い、いよいよ一般書店にも配本されます。初版1200部がどれぐらいで売り切れるか、楽しみです。返品・在庫の山、なんて想像したくありません。何とか重版にこぎつけたいものです。じゃないと、編集のK氏にも申し訳ありません。値段の交渉では、出版局内の会議でだいぶ頑張ってくれたようですから。通常なら7000円という値が付けられてもおかしくはありません。それを800冊売り切っておしまい。800ぐらいなら大学図書館、研究機関資料室等、法政大学出版局のネットワークでさばけてしまうでしょう。そうではなくて、本体価格を5000円以下に抑え、その分、印刷部数を増やす。再販価格も同じ価格で抑え、長く売っていく。K氏は会議で、こうしたことをねばり強く訴えていただいたようです。
 卒業生諸君からも、ボチボチ注文が届いています。まだ注文いただけていない方々も、よろしくお願いします。私ができうる限りの力を込めて書いた、初の単著です。ゼミに在籍されたとき、いろいろな本を読み、いろいろなテーマで勉強しました。ゼミにおけるそうした専門的研究の「背景」を、私の本から読み取っていただければ、幸いです。
 すでに注文をいただいた方。今週末に発送させていただきます。楽しみにお待ち下さい。




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