| 2004年 9月 8日(水) |
索引づくり雑感
「索引づくり」が終わりました。著者校正は再校で終わりですから、本文の校正はもうありません。索引のゲラが今週中に出来上がり、その校正を終えると、あとは出版を待つばかり。かなり遅れましたが、10月初旬には、矢野修一著『可能性の政治経済学−ハーシュマン研究序説』が法政大学出版局より刊行されるでしょう(みんな、買うてや!)。
索引づくりは、なかなか面倒で大変な作業でした。が、あらためて、索引の重要性にも気づきましたし、著者本人の立場からすると興味深いものだと思いました。「人名索引」は、わりと機械的な作業で、しんどいとはいえ、まあ楽です。「事項索引」は本を読むときの手引きであり、参考文献目録とともに、その本がどんな内容なのかを読者に知らしめる手がかりとなるものです。索引に目を通すと、何となく本の内容が「匂ってくる」感じにしなくてはなりませんから、どのような用語を掲載するかの選択が重要になります。ただ闇雲に言葉を拾えばいいわけではありません。大項目だけではなく、関連する小項目もうまく作らなくてはなりません。
1冊の本全体の索引づくりは、『開発論のフロンティア』以来、2度目ですが、今回は私の単著であり、言葉を拾うのは自分だけ。気合いも入りましたし、気も遣いました。言葉を拾う作業中、自分の言いたかったことをあらためて認識したり、1冊を通して言葉の統一が意外とできていないことにも気づきました。目も神経も疲れましたが、著者として、やってよかった作業です。研究書のなかでも、索引のない本がたまにありますが、やっぱり、あった方がいいですね。読者にとってのみならず、というか、著者自身のために。
体がなまりきっていたため、昨日久しぶりにウェイトトレーニングをしたのですが、ダメですね。筋力落ちまくりでした。楽に挙がるはずのものが挙がらない。スムーズに動くはずのものが動かない。この歳になると、さぼれば体に正直に現われます。子供たちは、夏休みの間、「平泳ぎがうまくなったよ」「背泳ぎができるようになったよ」と嬉しそうに報告してくれました。泳ぎが上達しましたね。泳ぎに限らず、これからずっと、これができるようになり、あれもできるようになっていきます。私はといえば、これから先、特に体力面・肉体面に関しては、これもできなくなった、あれもできない、といったことに気づかされ、愕然とすることになるのでしょう。おそらく世の平均的な44歳よりも体は動くのでしょうが、世の中の平均なんて関心ありません。あくまでも、自分。こんなの簡単にできたのに、あんなの楽だったのにと嘆き続けるのだと思います。
でもまあ、現実を直視し、「シブイ中年」を目指すという路線を本格化させます。「シブイ中年」は、何もベンチプレスで120キロ挙げなくてもいいわけだし、レフトの頭上をはるかに越えるホームランを打つ必要もないんですから。「背中で語るシブイ中年」でいきます。背中よりも腹に視線が集まる、なんてことにならない程度には、体を鍛えようと思いますけど。
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