2005年 8月 4日(木)

呼びかけ

 昨日、8月3日は、午前中は群馬大学の集中講義。午後は会議と試験監督。夕方は例の「スーパーサイズ・ミー」の上映会と大忙しでした。本当は長女の水泳大会を見に行ってやりたかったけれど、かないませんでした。
 「スーパーサイズ・ミー」は初めてみたのですが、よくできた、面白いドキュメンタリーでした(でも、マクドナルドに限らず、1日3食1ヶ月食べ続ければ体に良くないものは多いでしょうね)。
 8月2日には、以下の呼びかけ文を専任教員全員に配りました。「マクドナルド出店計画をめぐる疑問点への明確な回答および計画の一時棚上げを求めます」という文書を、学長と後援会理事長に提出する有志を募る文書です。何人の方々に協力していただけるかは分かりませんが、できるかぎりのことをやってみます。
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高崎経済大学専任教員の皆さまへ
「マクドナルド出店計画一時棚上げ」に向けてのご協力のお願い

 7月20日水曜日、コーヒーハウスをマクドナルドの店舗に改装する計画が両学部教授会で「報告」されたのを受けまして、先週は、マクドナルド進出計画に反対する旨の文書を皆さまにお配りいたしました。今回は、マクドナルド出店計画の一時棚上げに向けて、高崎経済大学専任教員の皆さまのご協力を仰ぎたく、このような文書をお配りするしだいです。
 私は、マクドナルド進出計画に関する疑問点への回答、ならびに現計画の一時棚上げを求めて、別紙のような文書を高崎経済大学学長、財団法人高崎経済大学後援会理事長にお渡ししようと考えております。つきましては、別紙の内容をご確認のうえ、趣旨に賛同していただけます方は、口頭で、あるいは下記の用紙(矢野まで直接お渡しいただくか、メールボックスに入れてください)やEメールにて、お知らせいただけないでしょうか(賛同していただける方々のお名前は、高崎経済大学専任教員有志一同として文書末に挙げさせていただきます)。なるべく多くの先生方のご協力を得ながら、学長、後援会理事長に様々な疑問点についてお答えいただくとともに、計画をいったん棚上げするよう求めていく所存です。計画をいったん中止し、食堂の混雑問題への対応を幅広い視点から議論することが、高崎経済大学の将来にとって非常に重要であると考えられるからです。
 管理職等、本学における「肩書き」や様々な「人間関係」などが頭をよぎる方もおられるかもしれません。しかしながら、専任教員が声を上げるべき時に上げないと、無駄な金が使われたり、役に立たない施設・設備・制度が出来上がり、結果的に学生諸君に迷惑をかけるだけではなく、長期的には大学の存立をも危うくしかねません。学生、保護者、職員は、声を上げたくてもなかなか上げられません。肩書きやしがらみを離れ、皆さま方には一人の専任教員としてご判断いただき、ご協力いただければ幸いです。
 別紙の趣旨に総論として賛成でも、個々の論点については異論がある、という方もおられるかもしれません。しかしながら今回は、様々な疑問点を挙げ、いろいろな意見・論点を盛り込むということに重きを置きたいと思います。若干の意見の相違があれ、「マクドナルド出店計画一時棚上げ」という総論に賛成という方は、是非ご協力ください。
 前期試験はまもなく終り、大学は長期休業に入ります。何の動きも見せないまま夏休みに入れば、既成事実が積み重ねられ、計画の中止は難しくなるでしょう。時間はあまりありません。趣旨に賛同していただける方は、なるべく早く、できれば今週中にご連絡ください(文言等でご意見・アドバイス等があれば、よろしくお願いいたします)。

経済学部 矢野修一
2005年8月2日
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マクドナルド出店計画をめぐる疑問点への明確な回答
および計画の一時棚上げを求めます

 平成一七年七月二〇日水曜日、高崎経済大学経済学部・地域政策学部両教授会にて、食堂混雑への対応策として、コーヒーハウスを大手ハンバーガーチェーン店マクドナルドの店舗に改装するという計画が「報告」されました。
 この計画に関しまして、私たち専任教員有志一同は、以下のような疑問を抱いております。

一 決定過程が不透明ではないでしょうか?
 なぜコーヒーハウスを閉めるのか、なぜマクドナルドなのかという重要な意思決定を、いつ、どこで、だれが、行なったのでしょうか。マクドナルドの出店は市の「財務規則」には適合しているのでしょうか。「入札」は行なわれたのでしょうか。ほとんどの教職員、学生、保護者には明らかにされていません。大学の評議会、教授会でも議論されたことは一度もありません。

二 なぜ(財)高崎経済大学後援会から多額のお金を出さなくてはならないのでしょうか?
 七月二〇日の経済学部教授会における「説明」によれば、マクドナルド側は出店にあたり多額の費用負担を求めているとのことです。現在、この出費の減額を求めて交渉中(事務局長答弁によれば、二千万円への減額)ということですが、保護者からお預かりした貴重な後援会費をこれだけ使い、なぜマクドナルドを入れなければならないのか、合理的な説明がありません。そもそも、もしも「入札」を経たとするなら、「減額」などありえるのでしょうか。

三 ファーストフードで学生や保護者の声に応えられるでしょうか?
 学生の食事は、ただ安ければよいわけではありません。下宿比率の高い本学では、ファーストフードが健康に与える影響を懸念する学生・保護者も少なくありません。安価で安心な食事の提供は最低限の学生サービスと思われますが、この点はどのようにお考えでしょうか。

四 長い歴史を誇る高崎経済大学のイメージダウンにつながるのではないでしょうか?
 マクドナルドをはじめとするファーストフードが個人の健康、地域の食文化、地球環境に与える影響等に関しては、すでに多くの研究者・識者・NGOなどが警鐘を鳴らし続けています。地方公立大学としての約五〇年の歴史の中で、地域主義、地域貢献、地域づくりを標榜し、環境問題、むらおこし・まちおこし、地産地消などを講じてきた高崎経済大学のイメージにマクドナルドは合いません。この点はどのようにお考えでしょうか。

五 コーヒーハウスは存続させたほうがよいのではないでしょうか?
 コーヒーハウスを閉め、マクドナルドに変えたのでは、昼食時の混雑対応能力の「純増」は、それほど見込めません。また、開設後、一五年以上経ち、コーヒーハウスは高崎経済大学において、他の施設にはない「独自の機能」を果たしており、存続を希望する学生、教職員も数多くいます。気軽に立ち寄れる喫茶店が近くにない現在、コーヒーハウスを存続させる理由は十分にあると思われますが、この点はどのようにお考えでしょうか。

六 食堂混雑への対応策には、より安価な、いろいろな代替案があるのではないでしょうか?
 平成二一年度から新食堂が利用可能になることを考慮すれば、現時点での混雑への対応は、それまでの「つなぎ」と位置づけ、金をかけすぎないのが合理的であると思われます。生協食堂・コーヒーハウス等の既存施設・設備を最大限に利用する、弁当販売を拡充する、昼休み時間を延長する、等々の対応策が考えられると思いますが、幅広く議論すれば、さらにいろいろな対応策が出てくるかもしれません。この点はどのようにお考えでしょうか。


 私たち高崎経済大学専任教員有志一同は、以上の疑問点にご回答いただくとともに、マクドナルド出店計画を一時棚上げし、より現実的な対応策を、幅広い視点からご検討いただくことを求めます。それが高崎経済大学にとって、長い目で見て、より良き結果をもたらすであろうと信ずるからであります。よろしくお願いいたします。


平成一七年八月□□日
高崎経済大学専任教員有志
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