| 2007年 4月 16日(月) |
こころの健康センター
今日の午前中、地域政策学部のH先生、学生係のHさんとともに、前橋にある「群馬県こころの健康センター」というところに行ってきました(前橋市野中町368)。この施設は群馬県の組織で、昔は「精神保健福祉センター」と称していました。心の悩みを持つ人たちへの保健・福祉・医療の相談施設で、電話相談・来所相談・メール相談などの方法で相談を受け付けています。内容的には、一般相談の他、児童思春期相談、ひきこもり相談、心理相談、薬物相談、アルコール・老人・高次脳機能障害相談などを受け付けています。
昨秋立ち上げられた「学生環境検討委員会」(私も名を連ねています)では、本学学生諸君の生活環境の諸問題を検討し、議論を重ね、様々な改善策を講じてきました。すでに、カウンセラーによる「カウンセリングの充実」は一定程度実現しました(大学公式ホームページで、日程・予約方法等、詳細が確認していただけます(⇒⇒ここ))。また、これまでは、「セクシャル・ハラスメント」防止のための規定しかありませんでしたが、アカハラ、パワハラ等、ハラスメント全般に対処するための学内規定を設け、教職員・学生が働き、学ぶ場で生じうるハラスメントを一掃するための制度を整えました(今後は、この規定に則り、具体的運用面を十二分に機能させる必要があります)。
委員会では、この他にも学生の生活環境を改善するための具体策をいろいろと検討しているわけですが、本日、「こころの健康センター」に出向いたのは、若干の意見交換をはかるとともに、前期中に予定されている教職員対象の研修会への講師派遣を依頼するためです。
周知の通り、高校までの先生と違って、大学の教員、また職員は、一般に、教育心理学や発達心理学、精神医療の知識は乏しく、カウンセリングも素人です。にもかかわらず、職務上、学生の相談に応じなければならない場面も多い。その際、どこまで関わってよいのか。どんな関わり方をしてはならないのか。青年期の若者は一般にどんな悩みを抱えているのか。どれも重要なテーマであるにもかかわらず、大学の教職員は、手探り状態で、悩みを抱えつつ対処している(あるいは、人によっては、まったく対処していない)というのが現状です。
全国の大学が共通して抱えている問題ですが、本学では、この方面への教職員の関心を高め、啓発することを目指し、教職員対象の研修会を開催することにしました。これまでは、もっとも重要なテーマであるにもかかわらず、(カウンセリングを実施し、学生相談室を開設していたものの)学生へのケアが十分であったとは言えません。今回の講演会をきっかけとして、全国各地からお預かりしている学生諸君のケアに、全学あげて取り組んでいければと考えています。もちろん、これはあくまでもきっかけであり、ちっぽけな第一歩にすぎません。それでも、全学あげて学生のケアに取り組むための大事な第一歩です(今後は専門スタッフを充実させたり、ハード面の整備も必要でしょう)。50年の垢や澱は容易には取り除けませんが、教職員全員で協力しながら、ひとつひとつ片づけていくしかありません。私も学生環境検討委員会のメンバーの一人として、できうる限りのことをやらせていただくつもりです。
経済学部新カリキュラム編成委員会委員長としての仕事も大変ですが、どれもこれも重要な課題です。取り組まざるをえません。教職員の皆さんの協力を仰ぎつつ、一歩ずつ前進していきたいと思います。
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