| 平成15年 3月 21日(金) |
誰か。でも誰でもいいわけじゃない。
誰かあたしをわかって。
あたしはもっと愛されたい。愛して欲しいから愛するだけなの。
孤独が嫌いだから孤独になるの。孤独が好きなら孤独なんて感じないよ。
独りが好きなら、人に優しくなんてしない。
人から嘘でもいいから優しくされたい。だから優しくなるんだよ。
無償の愛なんて経験した事ないから、あるのかどうかなんてわかんない。
でも、あたしは無償に愛したつもりだった。彼しかいなかったから。
あたしをわかってくれる人、彼しかいなかったから。
それが自分勝手な思い込みで成立したあたしへの理解でも。
あたしは嬉しかった。
だって、あたしは自分の事何もわからないから。
あなた次第であたしはどうにでもなったよ。
あたしあなたの為に死ぬ事だってできた。
でもあなたはそれを求めなかった。わからない。
本当はあなたが1番無償の愛を欲しがっていたのかもしれない。
あたしがあなたの事わかってあげられなかっただけかもしれない。
あなたがあたしに見せた涙が本物なら
あなたはどうして諦めたの?
あたしに求める事をどうしてやめてしまったの?
あなたならあたしの人生をどうにだってできたのに。
あたしが今でもあなたを嫌いになれないのは、
あなたに出会えた事、あなたがあたしを愛してくれたあの時間は、
今でもあたしを守る自己防衛だって、あなたならわかってるはずなのに。
もう、あたしに夢をみせてくれないの?あたしが悪いの?
あたしがもう、あなたに無償の愛をあげられないから、
だから、逃げつづけるの?
あたしがあなたを愛した記憶さえも、あなたは捨ててしまうの?
あたしが純粋にあなただけを見ていたら、今でもあなたを愛していられたのかな。
あたしはいろんな経験できたよ。あなたのおかげで。
もうこれ以上汚れたくないけど。と思える位。
たくさん汚れてあなたの孤独をわかってあげたかったのに。
そしたら、あなたの孤独をわかってあげて、
あたしはあなたをもっと愛せると思ったのにね。
あなたはあたしに汚れて欲しかったわけじゃない。
あなたが愛してたのは、出会った時のあたしであって。
今のあたしじゃない。
あなたをわかってあげようと願うあたしが欲しかったわけじゃない。
そして、あたしはもう汚れる事に意味がないの。
でも、やだね。だって心地良すぎる。
死ぬ事なんて考えもしない。
あたしが好きなのは、昔のあたし。あなたもそう。
でも、今の方が幸せなんだよね。だからあたしは生きるよ。
こんだけ幸せなのにさ、なんで孤独なんだろ。
まぁ、わかってはいるけどさ。
本能ってのはどうにもなんないよ。
愛されるだけじゃ駄目なの。
あたしにいくら愛をくれても、あたしはちっとも満足できない。
あたしには利用することしかできない。
その愛が無償なのかどうか、確かめる事しかできない。
どこまで行っても孤独は変わらない。
人は愛される為に人を愛する事位、自分が1番わかってるはずなのに。
あたしが与えても与えても満足してくれなかった、
あなたの孤独感が、今はとてもわかるよ。
もっともっと愛されたかったんだよね。
でも、それが無償じゃないって事
感じさせる事しかできなかったんだね。
だから、いつでもあなたは孤独なんだね。
今でも孤独なんだね。
だからあたしは孤独なんだね。
簡単な事なのに。ずっとずっと孤独だよ。
とっくに諦めたはずの失望感が、
今だ存在しつづけるのは、きっと、愛されたいから。
だから、人を愛そうとする。
愛されたいから愛してるわけじゃないって。自分を肯定する為に。
あたしは誰かに、母があたしに与えつづけてくれる無償の愛を求めてる。
きっとあなたもそう。だから孤独なんだよね。
わかってあげられるけど、あたしにはどうすることもできない。
だって、あたしはあなたの母じゃない。あなたはあたしの子供じゃない。
無償の愛は求めても与えてもらえないよ。
無償の愛は与えることしかできないんだよ。
無償の愛は与えたいと思うものじゃないんだよ。
でもね、無償の愛は
きっともっと簡単に存在するんだよ。
無償の愛はね、本能の事なんだよ。
理性が邪魔するこの世界に生まれたモノとして、
うまく生きていけないあなたは、死ぬ事もできない。
それが人間だから。理性が邪魔するからね。
理性が確かに存在する事、あなたが1番わかってるんでしょ。
簡単な事なのに。
あなたは他のなんでもなく、人間なの。それをちゃんと、受け入れて・・・。
無意識に受け入れてるあなたと、意識的に受け入れたくないと拒絶するあなたは、
本能に負けてる。理性が勝ってる。人間なの。
精神が病んで、腕を切り刻んで崖から飛び降りようとも、あなたは生きてる。
あなたがいなくなって、何もいらないと失望したこの世界に、あたしは生きてる。
同じだから。あなただけじゃないから。だから、これ以上逃げないで。
理性が備わるこの世界に生まれた事に、これ以上失望しないで。
あたしはわかってるから。
高校生のあたしが真冬の夜にあなたに会いに行ったのがあたしの本能。
それを止めたのはあなたの理性。
だからあたしは、真冬の函館の海に飛び込めなかった。飛び込まなかった。
今でもね、あの時乗せられたタクシーから飛び降りて、
あたしの本能を貫けばよかったな。って、思うよ。
そしたら、こんなに孤独を味わう事もなかった。
東京も寒いなんて知ることもなかった。
今日、ドラマの最終回を見る事もなかった。
大切な友達に出会う事もなかった。
笑ったり、泣いたり、生きてて幸せだって感じる事もなかった。
どうしてあなたが生きてるのか、不思議でたまらなかった。
いつこの世界からいなくなってしまうのか不安でならなかった。
でもあなたは必死で生きてしまう人間なんだよ。
どうして、あたしを止めたのかわからなかった。
どうして、あなたが孤独なのかわからなかった。
本能を貫くには、生きすぎただけ。
人間に生まれた事、十分過ぎるほど思い知らされただけ。
たった、それだけの事。
わかるから。誰も否定したりしないから、この世界で逃げ回るのだけはやめてよ。
あなたは弱すぎるんだよ。それなのに強すぎる。
自分で気づいてるんでしょ?
自分が弱いふりしてて本当は強いってこと。
それに気付くたびに失望するんでしょ。
そんなものだよ。
それでいいんだよ。
生きてる事に失望する為に生きつづけるしかできないんだよ。
弱いふりして死ぬ事なんてあなたにできるはずない。
それならもうとっくにここにいない。
あたしもここにいない。
あたしは強いから。
あなたも強いから。
それでも弱いふりするのは、どうしようもない本能だから。
計算ずくのうまく生きてく為の本能なんだから。
生きてる事に意味があるなんて、思ってていいでしょ。
そのくらい、弱いふりしてたって、いいでしょ。