2004年 11月 2日(火)

悪い奴は!

●最近、新潟中越地震を利用して、義援金を送らせようとした詐欺のニュースを聞き、人の不幸を利用するふとどき者に腹が立った。「オレオレ詐欺」には警戒するようにと、さまざまなところからの注意を聞くようになったが、今度は複数で組んで演技するさらに複雑な手口のオレオレ詐欺の変形版も出てきた。感心している場合ではないが、悪い奴はよく頭が回るものだ。「世に泥棒の種は尽きまじ・・・」と嘆くことはできるが、新手の詐欺への対応は難しいものだ。
●そんな今日、ネット銀行から「〜不審な通知メールにご注意ください〜」とのメールが入った。ネット銀行を装い、パスワードや暗証番号等を盗もうという手口の詐欺が出たというのである。私は、できるだけカード類や金融機関の口座数を広げないようにしてきたが、インターネットの関係でどうしても必要になり、先日ネット銀行に新しく口座を開設したばかりである。ネット銀行は、直接銀行に行かずに済み、24時間出金・入金ができ、また手数料も安い。そんなことで、口座を開設したのだが、そのとたん注意せよとのメールが入ったのだ。その詐欺の手口とは、銀行から入金があったことを装った通知メールを送り、「システム上の確認」と称して暗証番号を入力させるというもの。暗証番号を知ったら、その人の口座の全金額が分かるので、あとは簡単に根こそぎ取られることになる。幸いというか、私にはそのようなメールは届かなかったが、銀行名で「確認です」とこられたら、一瞬これが本当のメールかどうかを疑ったかどうかを考えるとぞっとした。
●「人を見たら泥棒と思え」という言葉も悲しいが、「本当ですか?」と訊いても、「はい、詐欺です」とか「これは、嘘です」などと答える人はいないわけだから、これからの時代は、他人を疑うことが生きるための大切な力になるのだろうか。恐ろしい話である。イエス様は、これからの時代に関して次のように言われた。
「罪があらゆる所にはびこり、人々の愛は冷えきってしまいます。」(マタイの福音書24:12)
弱い人、困難に出会っている人、そんなことにお構いなしに巧妙に騙して取り上げる、そんな愛が冷えた時代に入っているのである。ではどうしたらよいのであろうか。イエス様は言われる。
「用心深さの点では蛇のように、純真さの点では鳩のようになりなさい。」(マタイの福音書10:16)