2004年 12月 29日(水)

●今朝の朝日新聞一面の写真に心を動かされました。スマトラ沖地震の被災写真で「インド南部カッダロールで28日、身を投げ出して親類の死を悲しむ女=ロイター」というタイトルの写真です。中央に紫色のサリーをまとった若い女性が地に伏して悲しんでいる姿が写っています。写真の左側には、遺体と思われる右手と、右上側には脱ぎ捨てられたサンダルが片方写っているだけです。各国のこの津波で死んだ人の数を合計すると、五万人を越すといわれ、遺体を埋葬するにも間に合わないという多くの死者を出した災害です。勿論死者を撮影公表することはできないのでしょうが、多くの屍を写すよりも、この1枚の写真は、災害の大きさと悲しみを表現していると思われます。しかも多くの人たちが、リゾート地での開放された安らぎの時間から、何が起こったのか分からないほど一瞬に死に追いやられたのですから、その悲惨さは大きなものでしょう。

この種の災害のコメントは、どのように書いても痛んでいる人の心を表現することができないと思うので、この辺で書くことを止めますが、行方不明者が一刻も早く見つかことを祈ります。