2004年 12月 8日(水)

相互理解

●昨日の「真珠湾攻撃」の続きですが、今日の朝日新聞の社説に次のような文がありました。
「歴史の記憶は国ごとに違う。日本人の多くが《12月8日》を忘れても、攻撃された側の米国民は米国時間の《12月7日》を忘れない。9・11テロは若者にも真珠湾の記憶を改めて刻みつけた。韓国の人々にとって《3月1日》は対日独立闘争を記念する祝日だ。中国では、日本軍が満州事変をひき起こした《9月18日》を、抗日戦争を振り返る日として誰でもが知っている。しかし、日本人はどちらもほとんど知らない。逆に、米国が広島、長崎に原爆を落とした《8月6日》《8月9日》を日本人が記憶するほどに米国民は知らない。・・・・・それぞれの国が歴史として記憶しているものを互いに分かり合うことなしに、その信頼は深まらない。そこに歴史を知ることの大切さがある。・・・・」
●今年、「冬ソナ」ブームがあり「韓流」がありました。またサッカーアジア杯では、中国サポーターの反日行動が見られました。そして首相の靖国神社参拝の問題は、今も続いています。確かにそれぞれの国民が感じている痛みは、その国ごとに異なります。そして被害者の記憶と感情は、加害者のものと異なります。かつて相手の国の文化さえも否定しようとした我が国の歴史上の事実を認めた上で、現在のその国の文化を尊敬して受け入れるならば、ただ一時のブームに終わらない本当の相互理解ができることでしょう。