2004年 12月 9日(木)

血液型性格判断?

●昨日、『放送倫理・番組向上機構』が、「血液型を扱う番組に配慮を求める要望」を各放送局に発表しました。これは「血液型性格判断」が、科学的根拠が無いにもかかわらず、さも真実であるかのように扱っていることに対して配慮するようにということの提言です。これを見て、私も大いに賛成するところです。ところが世論調査(1986年)によると、日本人で血液型が性格に関係があると考えている人は、75%に達しています。これほど多くの人が信じているせいか、時々クリスチャン同士の会話にも出てくることがあります。うちの教会員には、これは真実ではないと話していますが、このような説に振り回されるのは困ったことです。
●「血液型性格判断」というA・B・O・ABの4つの血液型に性格を分類をして、それを信じているのは、日本人だけの傾向です。このような説が生み出された背景には、日本人は、A型が38%、B型が22%、O型が31%、AB型が9%で、日本人を4つに分けても、なんとなくそのような4つの性格に分けられそうな気分になるためです。もしこの説をアメリカ人に当てはめると、A型が41%、B型が45%、O型が10%、AB型が4%となり、アメリカ人はほとんどがA型とB型の2つの性格に分けられることになります。そんなことってあるでしょうか。更にブラジル・ペルーのインデオに当てはめると、なんと彼らの血液型はO型が100%だそうで、そうする全員が同じ性格ということになり、ペルーでは同じように感じたり、同じように行動する人たちだけしかいないということになり、そんな社会があることが信じられるでしょうか。
●現在、医学者も心理学者も、血液型が人間の性格に影響を与える何の根拠もないといっています。それが今回放送倫理機構が出した理由です。特にクリスチャンは、「血液型性格判断」に影響をされてはなりません。なぜなら「血液型」は、生涯変わることがないとしても(必要があれば、神は変えることができると私は信じていますが)、それと同じくらいに「性格」は変わらないと思ってはならないからです。人の性格は、本人の努力によっても、おかれた環境によっても変わるからです。まして神がその人を取り扱われる時は、全く新しい人になるのです。聖書に登場している人物を見るならば、それは明らかです。自信を失っていたモーセは、力強い指導者となり、わがままなヤコブは、温和な人となり、臆病なギデオンは、勇者となりました。神には、不可能なことはありません。ですから血液型という変な迷信によって、自分を小さな殻に閉じ込める必要はないのです。「血液型性格判断」は、あなたの可能性を小さくしてしまう悪しき説です。