| 2004年 2月 18日(水) |
カレーにオイル
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●そこには、私と数人の人たちがいました。中の一人が「先日、カレーにオイルという本を・・・」と話し始めました。私の頭の中では、すぐに黄色いカレーライスの上にオリーブ油をたらした様子を思い浮かべ、どんな味になるのだろうかと思いました。すると隣りの人も「何の油?」とぼそりと言いました。話は続いて「・・普通人間は年を取るとね・・・」という段階になって初めて「オイル」ではなくて、「老いる」であるということを理解しました。他の人も私と同様に考えていたらしく「ああ、油じゃなくて、老いるね。」と笑い出しました。私は頭の中で「老いる」に訂正し、「カレー」は「加齢」に訂正しました。ところが「加齢に老いる」とはおかしい、「加齢で老いる」じゃないかと思いました。話はよく聞かなければ分からないもので、結局は「華麗に老いる」だったのです。
●その方のお話の趣旨は、人は中年を過ぎると後はだんだん肉体的には弱ってくるので、一般に年を取ることは、これまでの状態よりも能力が低下していくことになるので恐れを感じることが多い。しかし視点を変えてみると、年齢を重ねることによって人は経験が豊かになり、更に精神的にも豊かになってくるのだから、年を取ることを恐れるのではなく、「華麗に老いる」という意識が大切なのではないかというのです。
●私も昨年、教会の皆さんの前で、「私は、老化するという年の数え方をもう止めることにしました」と宣言しました。年齢を重ねることは、確かに肉体の老化が伴いますが、一方内なる人である経験が豊かになる、精神的に安定してくる、いろいろな可能性に期待できるなど、年齢を加えることに生まれてくるよさを、もっと見たいと考えたのです。聖書に登場する人物の中で、今までの生き方ではなく全く新しい歩みを始めた人では、アブラハムは75歳の時であり、モーセは80歳、アロンは83歳でした。彼らのそこから始まった人生は、まさに華麗な生涯と言えるでしょう。さて、私の人生にも、もっとやるべきことがあるはず・・・・