2004年 2月 29日(日)

広げよう 聖書の世界

※本日の礼拝は、今週卒業するCFNJ聖書学院の学生さんにメッセージをお願いしました。素晴らしいメッセージでしたが、要約するとその感動を伝えることが出来ませんので、別の話を載せることにしました。

●昨日に続いて、絵画の話になります。最近、日本聖書協会から『アートバイブル』が出版されました。本の宣伝をしているのではありませんが、カラーの写真版が豊富に載っているにしては廉価で楽しい本です。これまで多くの画家たちが、旧約聖書・新約聖書に書かれている有名な場面をモチーフにして絵を描いてきました。特にイエス・キリストが十字架に架かった絵は、きっと数えきれない程の数があることでしょう。十字架の絵と読んで、あなたもきっといくつかの有名な絵を思い浮かべたことでしょう。このように、同じ聖書箇所であっても、画家が描くイメージによって、かなり違った絵が誕生します。きょうの日記で私は、あなたに画家によって描き方が異なるいろいろな絵を見ることをお勧めします。それは、あなたが聖書に持っているイメージが広がるからです。ただ気をつけなければならないのは、有名な画家だからといって聖書の場面を正確に描いているとは限らないということを頭の中に入れておくことです。その上で、これも一つの解釈と思いながら絵を見て、その聖書箇所を読み直してみるならば、きっと新しいイメージが広がって思いがけない発見をすることでしょう。
●例えば、気をつけるという点でよく知られているのは、右上のレオナルド・ダ・ヴィンチの『最後の晩餐』です。この絵は、ヨーロッパ式の絵で、イエス・キリストがいた地方のものではありません。イエスの時代の食事の仕方は、このような椅子とテーブルではなく、コの字形に置かれた低い机の後ろに、食事をする人たちは、体の左側を下にして寝そべるような格好で食事をしたことが知られています。そのことを理解すると、ヨハネの福音書13章の最後の晩餐の様子がよく理解されます。また多く描かれているイエスの顔も、ヨーロッパ系の顔に描かれることが多いのですが、イエスはヘブル人なので顔の特徴も異なることになります。このように聖書を読みながら聖書に関係するいろいろな絵や映画を見るならば、聖書の世界はもっと広がっていくので楽しいです。もしあなたがイスラエルに行くことが出来るなら、絵や映画では知ることができない感動の世界へと導かれることでしょう。
●あなたが『アートバイブル』を購入されなくても、「教会用イラスト・カッートフリー素材集http://homepage1.nifty.com/cnet/art/xmas/index.htm」さんのホームページを訪問してごらんなさい。聖書箇所に関係のある絵を、日本だけでなく海外のものも見ることが出来ます。広げましょう、自分の中に描いている聖書の世界を。