2004年 3月 3日(水)

ひな祭り

◆3月3日は、ひな祭り。桃の節句とも言われ、春の香りがする心優しい行事です。これは、中国から日本に伝えられた行事で、木や藁や紙等で作った人形に、自分の汚れや災いを移して川に流すことによって、自分の身から悪しきものが去ったということを確認する風習から始まったものです。源氏物語の中にも、源氏が「八百万(やおよろず) の神もあはれと思ふらん をかせる罪のそれとなければ」と言って、人形に自分の罪・汚れを移して、海に流す場面があります。このように、人は昔から自分に汚れたものがある事を認め、それらから開放されることを願ってきました。
◆もし私たちが、聖く汚れのない者であるならば、このような行事は伝えられなかったでしょう。しかし昔の人も現代の私たちも、自分を静まって見つめてみると、自分の汚い姿を認めざるをえません。汚れのないように見える赤ちゃんであっても、成長していくにつれて誰かから教えられたわけでもないのに、平気で嘘をついたり自分の利益のために他人と争ったりする姿をあらわしてきます。そこでこのような行事によって、いやな自分と決別したと思っていると、次にまたいやな自分の姿を見せ付けられることになります。これは、誰でも「罪の性質」をもって生まれてきているからです。その性質はどこから来たのかというと、自分の両親のそのまた両親のそのまた両親の・・・と行って、最初の人間が、創造主である神に反抗して持ったものなのです。ですから、その性質から起こされる罪深い行為から開放されるためには、いつも悔い改めと償いの行為をし続けていかなければならないことになります。しかし私たちの心に起こる自分は汚いという思いは、他人に対するものではなく、自分をこの世に誕生させてくださった創造主である神に対するものです。神は、人間のこのような状態から完全に開放するための方法を備えてくださいました。
◆神は、全く正しく聖いお方ですから、最初の人間が持った神に逆らう性質を最も嫌われます。その神に反逆する性質は、神から最も遠くにある所である「地獄」に捨てられなければなりません。しかし性質というものは、その人間と一緒にあるものですから、性質を捨てるということはその人自身が、地獄に行かなければなりません。神は、人間を深く愛しておられますから、人間が地獄に行かなくてすむように、ご自分の独り子であるイエス・キリストを十字架に架けて、私たち人間の身代わりとして地獄に送りました。これは、神の人間に対する最高のプレゼントです。神は、そのことを信じ受け入れる者に、その人の一切の罪を赦し、古い性質から新しい性質に造り変えてくださるようにしました。それが、神の用意された解決法です。
「神は、実に、そのひとり子(イエス・キリスト)をお与えになったほどに、世を愛された。それは御子(イエス・キリスト)を信じる者が、ひとりとして滅びることがなく、永遠のいのちを持つためである。」(新約聖書/ヨハネの福音書3:16)
◆自分の罪や汚れをはらう「ひな祭り」のこの時、完全に自分の内にある罪の性質から開放してくださり、また新しい性質を与えてくださるイエス・キリストの道に自分を置いてみましょう。そうするならば寒い冬から春が来るように、あなたの心の中にさわやかな風が吹き込むことでしょう。