| 2004年 5月 27日(木) |
リラの花が咲く頃
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●今、会堂の裏玄関のそばに、淡い紫色の花が咲いています。ライラックです。フランス語でリラともいい、札幌市の木になっています。ライラックは、赤紫、淡い紫、白等があり、つぼみの状態と咲いた時の状態では色が異なるので、いろいろな諧調の紫が見られます。また7月になると、ラベンダーの紫も見ることができますから、北海道は青い空と白い雲、そして新鮮な緑の中に、紫が似合う季節が始まりました。
●昨日の夕方、「ちょっとこちらに出て来ない?」と女性からの電話。といっても怪しい電話ではありません。仕事に行っている妻が地下鉄を乗り換える駅が、大通り公園。ライラックが見ごろだから、家に帰る前に夕方の散歩に出て来ないかとの妻からの誘いの電話でした。そういえば大通り公園なんてしばらく行っていないと、出かけることにしました。
●午後7時過ぎでしたが大通り公園は未だ明るく、仕事帰りと思われる人たちが、噴水の前のベンチでのんびりと時間を過ごしています。ライラックは、それほど木の丈が高くありませんから、花の中にうずめるように顔を近づけると、甘い香りがします。二人で一通り花を見てから、ライラックの下のベンチに腰を下ろし、ぼんやりと人々を眺めていました。こんなことは、久しぶりです。となりのベンチでは、声高に携帯電話をかけている旅行中らしい中年男性、ベンチをまたいで向かい合いながらなにやらおしゃべりをしている女子高生、今日は飲み物がよく売れたのではないかと思われるとうきび売りのおばさん、自分のものか彼のものかわからないけれど編み物をしている若い女性、ラップに合わせてストリートダンスをしている若者達、来月開かれる「YOSAKOIソーラン祭り」の踊りを練習している女性たち等、夕方のさわやかな風と甘いラベンダーの香りの中で、同じ日、同じ時刻にテロが起こっているかもしれない国があるなんて考えられない平和な時間がそこにありました。