2004年 6月 19日(土)

          父の日

●明日、6月の第3日曜日は「父の日」です。明日のこの欄は、メッセージ(説教)の要約を載せますので、今日書きます。『父の日』の日は、アメリカで始められたものですが、これを提唱したのは、ジョン・ブルース・ドット夫人です。『母の日』は、1908年に始められましたが、母の日ができたことを知ったドット夫人は、その翌年の1909年に、「母の日があって父の日が無いのはおかしい。父の日もつくって欲しい。」と提唱するのですが、なかなか実現せず、7年後の1916年にようやく『父の日』が認知されるようになりました。
●彼女が、『母の日』があるならば『父の日』もあるべきだと主張したのは、単に男女平等でなければならないという見地からではありません。実際に、彼女は父親の手によって養い育てられたという、感謝の気持ちを強く感じていたからです。それには、次のような経緯があります。
●彼女は、6人兄弟のたった一人の女の子で末っ子という家庭に生まれました。彼女の父親はアメリカ北軍の軍人でした。1861年に南北戦争が起こり、父親は軍曹として出兵しました。戦争の間、母親は、女手一つで6人の子供たちを養わなければなりませんでした。それは大変な働きで、母親はそのために体調を崩すことになりました。やがて戦争が終わり、父親は帰ってきましたが、母親は間もなく死にました。今度は、6人の子供を育てるという父親の苦闘が始まりました。そこで父親は、再婚もせずに生涯独身のまま、子供たちを育てました。彼女は、自分達を養い育ててくれた母親と父親の姿を、しっかりと見つめていたのです。ですから、母親への感謝の思いは、父親に対しても同じようにありました。ですから彼女は、母にも父にも同じような感謝を示したかったのです。そして彼女の提唱が、1916年に認知されるようになってから、1926年には、「ナショナル ファーザーズ・デイ コミッティ」がニューヨークで組織され、1972年(昭和47年)になって、アメリカでは国民の祝日となりました。
 私の父も母もすでに天国に召されていますが、もしあなたのお父様が健在でしたら、ことばでもよいですから感謝の気持ちを伝えてはいかがでしょうか。