| 2004年 6月 30日(水) |
「もう?」「まだ?」
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●今日で2004年も半分過ぎたのですね。よく大好きな飲み物が半分入っているグラス見て、「もう半分しかなくなった」と考えるか、「まだ半分残っている」と考えるかによって、その人の性格が分るといわれますが、後半分の2004年をどう見るでしょうか。そんなことを考えていたら、ある本の中にフランスの哲学者アランのことばを見つけました。
《悲観主義は気分だが、楽観主義は意志である。》
「もう半分」か「まだ半分」かは、残っている量つまり事実としては同じですが、やはり「もう半分」というのは悲観主義であり、「まだ半分」の方は、楽観主義といえるでしょう。時々、マイナスな言い方をしている人に、「そのような言い方をしていると、ますます気持ちが暗くなるよ」と言うと、「だってそうじゃない? 事実そうでしょ!」と開き直られることがありますが、確かにそう言われる通り事実なのです。しかし悲観的に物事を見ると、更に周囲のものまでもが、ますます悲観的に見えてきます。しかも口で言い表すことによって、マイナスに見える要素が、いよいよ確信となってくるのですから、それで明るい気持ちを保つことは困難です。
●一方、目の前にある事実は変わりませんが、「まだ半分」的な見方をしようと思うことは、その人の意志によります。楽観主義は、生まれつきの性格が多少は影響するのかもしれませんが、事実がその人を明るくしたり、暗くしたりするよりも、明るい・暗いは、その人が心で作り出す働きのようです。「信仰」を持つ人に対して、それは他力本願であって、弱い人間のすることだと批判的な見解を持つ人がいますが、本当の楽観主義は、自分より力強い存在に頼ることによって得られるものです。自分の力だけに頼って楽観主義を保とうとすることは難しいことで、自分の力で解決できない出来事に出会ったら、一見楽観主義のようですが、結局虚無的になるしかありません。一方自分以外の誰かに頼る、しかも全世界を創造した神様に頼るならば、それが本当の楽観主義です。
さて残りの2004年の半分を、どのような気持ちで過ごしましょうか。