| 2004年 8月 2日(月) |
ののちゃん気分
![]()
●朝日新聞の朝刊に『ののちゃん』という漫画が掲載されている。作者は、実に人間心理をよくとらえている。主人公の小学生の女の子「ののちゃん」は、食べたい、遊びたい、寝たいという、人間楽な方ばかりを実によく選ぶ。またそれを選ぶ屁理屈もうまい。もう夏休みに入ったので、早めに夏休みの宿題を片付けておくと宣言はするが、次の瞬間にはもう寝ている。その切り替えが実にスピーディーだ。夏休みが終わる頃には、宿題が出来ていないと大騒ぎをする「ののちゃん」の漫画が出てくることはもう目に見えている。
●先日、日曜日のメッセージ(説教)をいつ作るのかと訊かれた。日頃ののちゃんほどサボっているわけではないが、メッセージが8割方出来上がるのは、日曜日の午前2時半か3時頃である。それから床に入って、5時半か6時頃起きて、眠い目をこすりながらあと2割ほどの部分を作って、信徒さんに渡す資料をプリントするのは、午前7時頃。それからもう一度、メッセージの原稿全体に目を通し、やっと8時過ぎに作成し終えて(いや、あきらめてかもしれない)、それからシャワーを浴びる。だから日曜日の睡眠時間は、3時間半位である。この3、4年は、このサイクルである。そこでその人に言われた。「もう少し早めに作って、早く寝ればいいじゃない。」そうご無理ごもっとも。でも合点承知之助とは言えない。するとその人はさらに切り込んでくる。「1週間は7日間もあるなんだから、金曜日にメッセージを書き上げて、土曜日はのんびりとして、早く寝て、日曜日は気分爽快でメッセージをしたらいいでしょう。」そのように切り込まれるけれど、こちらは竹光で防戦一方である。こんな時、「ののちゃん」だったら「だってさー・・・・」とどんな言い訳をするのかを考えてみるが、どうも考えつかないのがもどかしい。
●メッセージには、聖書の1つの書を順を追って話す「講解説教」と、あるテーマに合わせて数回の話をする「主題説教」がある。以前に「講解説教」で2年ほどかけてマタイの福音書を語ったことがある。後になって「先生は、マタイの福音書しか話せないのかと思いました。」と言われたことがある。それからは、「主題説教」が割合多くなった。ところがこの説教をまとめるのが難しい点は、今信徒に適した「主題」を決めることと、それに沿った内容を収集することである。それでも金曜日までにはどうやら目処をつけているつもりであるが、さてまとめ始めた時になって内容がばらばらであることに気がついた時やよい材料を見つけたと思っていても、まとめ始めて「これじゃ話は、10分程度で終わるな。いつもは長いと思われているけれども、これじゃあまりに短すぎる。『先生、先週はサボっていたでしょ。』なんて言われたらどうしよう・・・・」なんて考えながら、日曜日の朝に突入していく。ある先生は、いつも1ヶ月先のメッセージを書き終えている、いや1年先も決めてあると言われて、「ひえー」と思ったことがある。そんなことを言われて発破をかけられてもたぶんこの「ののちゃんスタイル」は、しばらくは続くと思う。この日記だって、もう昨日から23分も経っているんだから。