2005年 11月 10日(木)

マルティン・ルター

●今日は、この内容を外すわけにはいきません。マルティン・ルター(Martin Luther、1483年11月10日-1546年2月18日)の誕生日だからです。ドイツの神学者で宗教改革の中心人物として、学校の歴史の時間にも学びますが、もし彼の働きについて書こうとするならば、この日記では書ききれないことでしょう。

●今までのローマ・カトリック教会の流れから、プロテスタント教会の流れを生み出したということで、もし彼の存在がなければ、キリスト教会は現在どのようになっているのだろうかと考えさせられます。ルターの業績の中でも、聖書を通して信仰による「神の義」によって人間が救われるという思想に彼が気づいたことは、私たちにとって本当に感謝すべきだと思います。なぜなら、ローマ・カトリック教会では、人間の罪の赦しのためには、三段階のプロセスが必要であり、まず犯した罪を悔いて反省すること、次に司祭に罪を告白して赦しをえること、そして次に罪の赦しに見合った償いをすることが必要であるとされているからです。この三段階によって初めて罪が完全に赦されるとするのですが、その三段階目の罪の償いについて、教会がその権威によって軽減できるという思想から生まれたのが「贖宥状(しょくゆうじょう)」で、カトリック教会が発行する罪の償いを軽減する証明書です。これが、教会によって販売されていたのです。しかしルターは、新約聖書のローマ人への手紙から、人は信仰によって義とされるということを受け取った時、彼自身もきっと感動をもって驚いたことでしょう。私たちは今、聖書のことばの保証によって、神の中に生きることができるのです。

◆ローマ人への手紙3章
3:20 なぜなら、律法を行うことによっては、だれひとり神の前に義と認められないからです。律法によっては、かえって罪の意識が生じるのです。
3:21 しかし、今は、律法とは別に、しかも律法と預言者によってあかしされて、神の義が示されました。
3:22 すなわち、イエス・キリストを信じる信仰による神の義であって、それはすべての信じる人に与えられ、何の差別もありません。
3:23 すべての人は、罪を犯したので、神からの栄誉を受けることができず、
3:24 ただ、神の恵みにより、キリスト・イエスによる贖いのゆえに、価なしに義と認められるのです。