| 2005年 11月 25日(金) |
善悪は・・・
●昨晩、手仕事をしながら、一つのテレビ番組を見てしまいました。ある女性作家の半世紀をドラマ化したものでした。私は、その方の生き方を批判するつもりはありませんが、ずいぶん激しい生き方をしてきた方だと思いました。たぶんの多くの人たちは、共感したことでしょう。しかしこの番組が終わってから、ふとこれは一人の人の単なる生き方を紹介したものではないと感じました。そこには、人は自分の心に忠実であることが尊いのだというメッセージが含まれているようでした。別な言い方をするならば、人は、周囲の環境や自分の置かれた立場を考えて、自分の心を殺すことはいけないという考えです。
●私は、この考えには、「Yes」も「No」も含まれるなと思いました。他の人たちの意見に惑わされず、自分の心に忠実であるという考えは確かに尊いものですが、結婚をした人が、他の異性を好きになった時、そのことを夫あるいは妻に告白することが、真実な生き方といえるのだろうかということです。またそのような情況の時に、夫あるいは妻の立場にあるから、たとえ他の人を好きになっても、自分の心の中で、その思いを殺してしまうことが、不誠実な生き方といえるのだろうかということです。
●私が、この女性作家の生き方を良いとも悪いとも批判しないというのは、人の生き方は、各自の善悪についての価値観が異なる時に、自分の物差しで他人の言動を計ることができないからです。特に、殺人の関しては、それを犯す者は悪であるという価値観は、大方の人たちと私は共通に持てると思いますが、こと結婚した後の夫婦の問題になると、人々の間ではかなりの広がりをみせるように感じるからです。それは、多くの人は、善悪の判断基準を、自分の良心に置くからです。しかし私は、善悪の判断基準を、聖書が語っている神に置きたいと思っています。それによると、結婚した相手以外に好きになった人を、自分の心に忠実であるために追いかけるという行為は、善とはなりません。