2005年 6月 3日(金)

●夕方6時過ぎに、近くのスーパーに買い物に行った。夕飯の用意の買い物客も落ち着いて、店内はそれほど客はいなかった。私が品物を探していると、後方で「ニャンニャン」と猫の鳴き声がする。見ると猫ではなく、30歳過ぎの夫婦と思われるカップルだった。大柄の男性は、買い物かご2つを持って、奥さんと思われる女性の後を、黙ってついて歩いている。彼女が、特売のカレールーを手にして「かつニャン(男性の名前らしい)、これ安いニャン」と鼻声で言っている。「これ、前、入り口にあったニャン」と言って、カレールーを彼のかごに入れた。更に、「あっ、これおいしそうニャン」と言うが、彼の反応はなく、彼女が「ニャンニャン」と言う度に、かごの中の山の高さが増していく。店内の客はそれほどいないので、レジに立っている若い店員にもこの声は聞こえ、カップルの方をチラリと見ては、互いにニヤニヤしている。二人は、もう別世界にいる。いや彼女一人だけかもしれない。「これも、安いニャン」という私から遠ざかっていく声を気にしながらも、私も「さあて、買うもの見つかったし、帰ろかニャン」と言おうと思ったが、そばに言う相手がいなかったので、一人さびしくレジに向かった。今日のニュース、猫人間発見!と家に帰って妻に報告をした。