2006年 1月 2日(月)

お雑煮を食べましたか?

●我が家では、家族そろって新しい年を迎えることができました。そして昨日も、今朝も、「お雑煮」をいただきました。ところで日本のクリスチャンで、お正月には「お雑煮」を、意識して(好き・嫌いではなく)食べないという人は、どれくらいいるでしょうか。クリスマスは、欧米の宗教の風習を多く取り込んでいるということで、クリスマス行事を行わないというキリスト教会があることは知っていますが、これにも宗教の影響があると意識して、「お雑煮」を食べないというクリスチャンは、あまり多くはないかもしれません。私は、聖書学院で『日本人の生活と聖書』という講義をしていますが、正月に「お雑煮」を食べないという家庭があるかどうかを学生に訊きましたら、両親がクリスチャンであるという家庭も多いのですが、一人もいませんでした。勿論我が家は、私が講義しているように、門松や松飾、お雑煮、お年玉、お屠蘇・・・・等のお正月に関するものと宗教的な関係を知っているつもりですが、「お雑煮」に関してはいただいています。本来は、山や海の収穫物を感謝して歳神に供えた品々を、一緒に煮た(雑煮)ものが「お雑煮」ですが、現在は、神棚に捧げる家庭もほとんどありませんから、宗教性は無くなっていると考えます。我が家では、「お雑煮」を日本料理の一品程度に考えて、世界を創造し、今も支配されている唯一の神が私たちに食物も与えてくださっていることを感謝して、「お雑煮」をいただいています。
●このように、日本人の生活の中には、知らずに行っていながら、その起源が宗教と関連しているものが意外と多いのです。同様に、欧米を経て日本に伝えられたキリスト教行事は、各国の文化の影響を受けています。勿論、他の宗教の影響を安易に持ち込まないという態度は大切ですが、自分は純粋なクリスチャンだと思っていること自体が間違いで、私たちは民族の持っている習俗に少なからず影響を受けています。そのような中で、自分の身の周りで行われている事柄の何を受け入れ、何を拒否するかについて、ある時には考えてみることが必要でしょう。その上で、「お雑煮」を食べるか、食べないかを自分で決めることはよいことです。