2006年 10月 31日(火)

ナニャドヤラ?

●またまた「キリストの墓」の続きです。イエスが、日本に来たことはないし、これは彼の墓ではないという私の見解は変わりませんが、しかし日本にユダヤ人の影響が全く無かったと考えているわけではありません。
上の写真は、新郷村観光課のパンフレットにあるもので、キリストの墓と称する場所で、毎年6月の第一日曜日に、“ナニャドヤラ”という唄と踊りがなされるそうです。唄は、“ナニャドヤラー/ナニャドナサレノ/ナニャドヤラー”と唄われます。
●日本語としては意味不明の「ナニャドヤラ」って、ナンダコリャと思いますが、神学博士の川守田英二氏によると、どうやらこれは日本に昔伝わったヘブライ語ではないかというのです。ただし同じ川守田氏の説であるとしながら、本によって異なります。
◆新郷村観光課のパンフレットによると、この唄の意味は
「お前の聖名をほめ讃えん/お前に毛人を帰蕩して/お前に聖名をほめ讃えん」
であると書いてありますが、
◆久保有政『日本の中のユダヤ文化』によると、川守田氏はこれをヘブライ語に直して、“ナニャッ ハアド ヤアラ ヤオ/ナニャッ ハアド ナサル リダハデ ハサーイェ/ナニャッ ハアド ヤアラ ヤオ”であり、意味は「ヤハウェよ、民の先頭に進み出てください。/私たちは民の前方から、ダビデのために敵を追い払います。ヤハウェよ、民の先頭に進み出てください。」となるというのです。川守田氏は、すでに亡くなっているので、どちらが正しいのかわかりません。ただ日本語の中にヘブライ語の影響があるのではないかということの例として、日本語の天皇を意味する「ミカド」は、ヘブライ語で「ミガド(貴人)」、地域のリーダーである「県主(アガタヌシ)」は、ヘブライ語で「アグダ(グループ)」「ナシ(リーダー)」だそうです。キリストの墓は無いとしても、遠い昔にユダヤ人が日本に来たという説には、様々な証拠が日本に残されているようです。