| 2006年 11月 10日(金) |
バトル・ロワイアル?
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●昨日、ショッキングなニュースを聞いた。札幌のある公立高校で起こったいじめをしている現場を誰かが撮影をして、それをインターネットで公開したというのだ。当然、そのいじめの加害者の仕業と思われるが、いじめをなくそうとしている者たちへの明らかな挑戦だ。またいじめの原因で日にちを指定して自殺をほのめかしている手紙が、文部科学省に届けられたニュースは、すでに報じられている。これも教育界に対する被害者側からの挑戦だ。更に、いじめを受けている子が、報復のために、相手を殺すという予告をしているという。
●こんなニュースがあるよと妻に言ったら、「まるでバトル・ロワイアルね・・・」とぽつんと言った。『バトル・ロワイアル』は、深作欣二監督 の近未来の空想の話だが、同級生の少年少女を殺し合わせるという、青少年に有害な映画として問題になったものだ。勿論、私も妻もこの映画を見てはいない。でも妻の言葉が、的確な感じがして、寒気を感じた。たぶんいじめの現場を流した人物は、相手がどれほどの苦しみを感じているかについては考えもしないだろう。その無感覚さが恐ろしい。人が集まる社会には、どこにもいじめが存在すると思われるが、これまで教育現場で真剣に考えてこなかった“つけ”が今明らかになってきた感じがする。
●以前からいじめに限らず、犯罪の加害者を守る法律はあるが、被害者を救済する法律は少ないと言われてきた。そのため被害者が報復のために、新しい加害者となることが心配されてきた。今、未成年者の世界において、“窮鼠猫を噛む”状態が起こりつつあるのではないだろうか。日本は、これからどうなるのか? どうも「美しい国、日本」には遠いように思われる。