2006年 11月 16日(木)

いじめの問題

●今、日本中が教育現場における「いじめ」の問題で騒いでいるようです。そしていじめが明らかになった時に、いじめる側の子供を、自宅謹慎させるべきだとか、いやいじめられる子供の側にも問題があると、様々な意見が出されています。C.S.ルイスは、次のような言葉を書いています。
「誰でもよい人間になろうと一心に努力しはじめるまでは、自分がどんなに悪い人間であるかを思い知ることはありません。」
いじめる側、いじめられる側には、それぞれの言い分はあるでしょうが、相手より有利な立場にあって、相手の体や心を傷つけるとしたならば、決してそれは同等ではなく、いじめる側に多くの非があることは明らかです。しかしそれに気づかせることは、かなり難しい問題です。本人が気づく前に、一方的に裁いて、教師が自宅謹慎をその子供に命じても、自宅謹慎がよい人間になるきっかけになるわけではないからです。それよりも自分が相手に悪いことをしたと子供に気づかせるためには、どのような方法があるのでしょうか。それは、親が子供自身の責任として放置しないで、子供と真剣に考えて痛みを共に受ける覚悟がなければ、子供の心に届くことはできないでしょう。