2006年 11月 20日(月)

自殺は、悪いことなのか?

●この質問に、「悪である」と答えるならば、死しか選ぶことができないで苦しんでいる人に対して、なんと冷たく、厳しい言葉であろうかと受け取られるにちがいない。しかし悪であるかという判断は、何を基準に言えることなのだろうか。
●自殺が悪かということは、自分の中にある「命」を、地上から絶つという行為が、悪かということである。そこで、悪と定める者が誰であるかということが重要となる。その決定権を持つ者は、命の所有者である。自殺は許されると考える人は、自分の中にある命は自分のものと考えている。自分のものであるならば、自分がどのように使おうとかまわないからだ。
●しかし、しかしだ。自分が誕生した時に、自分は生まれることを了解しただろうか。自分が了解して生まれてきた人などいない。そうであるなら、私たち自身の誕生は、私たち自身ではない他の意思によってなされたとい言えるだろう。私たちの誕生に関しては、父親と母親とそして更に偉大な神がかかわっている。聖書は言う。
◆「地とそれに満ちているもの、世界とその中に住むものは主(神)のものである。」(詩篇24:1)
◆「 人の血を流す者は、人によって、血を流される。神は人を神のかたちにお造りになったから。」(創世記9:6)
なんと、自分の中にある命は、自分のものではなく神のものなのだ。いわば、私たちが生きるということは、体も命も時間も、神から預かったものとして、よりよく管理することである。それゆえに、自殺によって神から預かった命を勝手に扱うことは、神の所有権を横取りすることになるので「悪い」ことになるのである。