2006年 11月 24日(金)

神を畏れ、人を恐れず

●お墓は、その人の地上での人生の終わりを象徴するものですが、また墓石に刻まれた言葉は、その人の生涯を要約したものです。1572年の今日、11月24日に天に召されたスコットランドの宗教改革者であるJ.ノックスの墓碑に、次のような言葉が刻まれています。
「神を畏れ、決して人間の顔を恐れることのなかった者、ここに眠る」
カトリックの司祭であったジョン・ノックスは、カトリック教会のあり方に改革の必要を感じますが、それはイングランドの王位についたカトリック信者の女王メアリー1世に立ち向かうことを意味しました。女王は、改革者やプロテスタント信者の弾圧を開めたため、彼は、一時ヨーロッパに難を避けました。しかし1558年に女王が亡くなると再び大陸から戻り、改革運動を進めました。女王メアリーをして「ヨーロッパ軍よりもノックスの祈りのほうが恐ろしい」と言わしめるほど、権力を持つ王に対しても恐れず立ち向かった人です。