2006年 2月 1日(水)

雪像の雪は・・・

●今、『第57回 さっぽろ雪祭り』の雪像造りの最終仕上げに入っている段階です。来週の月曜日、2月6日(月)から12日(日)まで開催されるからです。大きな雪像がいくつかありますが、1つの雪像に、ダンプカーで350台分以上の雪を郊外から運んでくるそうです。一方市内では、毎日排雪のために多くのダンプカーを使って、郊外に雪を運び出しています。これだけを見ると、何か無駄なことをやっているように感じます。
●先日、あるラジオパソナリティーが、このことを言っていました。「排雪のために札幌市の予算が少なくなっているというのに、祭りのために郊外から雪を運び込むという無駄なことをやっている。行政は、もっとしっかりやってもらわなくっちゃー、我々の税金の無駄使いである。・・・・」というのです。確かに街中では、雪が余って困っているというのに、遊び楽しむためにわざわざ外から雪を運んでくるなんて、ずいぶん変なことをしているように思われます。
●私もその意見を聞いて、一瞬そうかもと思いました。しかし自分の家の周りを雪かきして分かるのですが、家の付近の除雪された雪は、一度動かすと茶色の汚い雪に変わります。降り積もった雪はきれいに見えますが、私たちが住んでいる街中の雪は、大気汚染や生活の埃等で、結構汚いのです。そんな雪を積み上げて雪像を造るならば、雪像の顔の真ん中に、汚い雪が出現することになります。そして汚いしみだらけの雪像ができることになります。そのために雪像の雪は真っ白でなければならず、結局無駄のように思えますが、きれいな郊外からの雪を運び込まなければならないのです。
●このような理由で、かのラジオパソナリティーさんの「行政が云々・・・」と言うのは、見当違いなのです。私たちは日常、自分の意見が正しいと思って主張しますが、相手のことをよく聴いてみると、見当外れであることがよくあります。お互いに気をつけなくっちゃ!