2006年 4月 20日(木)

ヒトラー

●この日記で彼について書くことは、ちょっと気が引けますが、今日は、アドルフ・ヒトラーが誕生した日です。彼は、1889年の4月20日に生まれています。彼は、第二次世界大戦を引き起こし、過激な民族主義を唱えてユダヤ人を根絶しようとして、ホロコーストを進めた独裁者として知られています。
●彼が、戦争という戦う敵に対してではなく、無抵抗な600万人ともいわれるユダヤ人をなぜ虐殺したのかという背景については、多くの研究がなされていますが、私が以前に読んだ本で、彼の民族主義の思想を形作る手がかりとなったのが、昨日書いたチャールズ・ダーウィンとマルティン・ルターの考えであったというのが、少し気かかりです。
●チャールズ・ダーウィンには、生存と繁殖に有利な性質をもつ個体が増えていくことで生物進化が起こるとした「自然淘汰(選択)説」がありますが、それをヒトラーはドイツ国家のゲルマン民族こそ繁栄すべき民族であり、特にユダヤ民族は抹殺されるべきだとする論法にすり替えたというのです。またマルティン・ルターは、宗教改革者として有名ですが、ユダヤ教徒であるユダヤ人をキリスト教徒に改宗させよとしましたが、彼らは容易に改宗しなかったために、今度はユダヤ人を迫害する論を展開しました。ヒトラーは、その論をユダヤ人迫害のために利用しました。このようにして、彼の狂気のユダヤ人抹殺の思いは強まっていったといわれています。