| 2006年 8月 9日(水) |
愛されるより、愛すること
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●誰でも他の人から愛されることは嬉しい。 でも「愛されること」と「愛すること」のどちらか1つを選ばなければならないとしたら、どちらを選ぶだろうか。次のような話がある。
ある老人から願いを1つだけかなえてあげると言われた母親が、「みんなから愛されるように」という願いを、子に託した。男の子は、成長し、多くの人に愛されて、欲しいものはなんでも手に入れるようになった。しかし彼は次第に高慢になり、心の中ではむなしさを感じるようになった。そこで彼は、自殺をして自分の人生を終わらせようとした時、再び老人が現れて、もう1つだけ願いをかなえてあげようと言った。彼は、「人々を愛することのできるように」という願いを持った。その後、彼は今まで持っていたものを失ってひどい状態になるが、しかし人を愛し続けることによって平安のうちに死んでいく。
この話は、ドイツの作家ヘルマン・ヘッセの「メルヒェン」の中にある話である。
●ヘルマン・ヘッセは、 1962年の今日、8月9日に天に召された。
【彼のことば】
・「愛されることが幸福ではなく、愛することこそ幸福である。」
・「愛は、我々を幸福にするためにあるのではなく、我々が悩みと忍耐とにおいて、どれほど強くあり得るかを示すためにある。」