2006年 9月 19日(火)

冬来たりなば・・・ 

●「冬来たりなば 春遠からじ」。このことばは、よく聞くことばですが、今の季節にふさわしいことばではない・・・と言われそうですが、これはただ季節の移り変わりのことを言ったのではなく、人生の苦難に出会っても、やがてそこから脱出できるという希望を含めているのではないでしょうか。しかし恥ずかしながら、私はこのことばを誰が語ったのか知りませんでした。そしてイギリスの詩人のシェリーのものであることを知りました。
●このことばは、『西風に寄せる歌(上田和夫訳)』という詩の最期の一節です。
「おう 激しい西風 秋の息吹よ/目に見えぬおまえに追い散らされる木の葉は/魔法使いから逃れる亡霊なのか・・・」で始まり、最後が、「冬来たりなば 春は遠からずや!(If Winter comes, can Spring be far behind?)」です。
●詩のセンスがない私には、ちょっと難しい詩でしたが、最後のことばの結び方が、やはり多くの人々の共感を得るのではないでしょうか。
イギリスのロマン派詩人、パーシー・B・シェリーは、1822年の今日、9月19日に亡くなりました。