| 2006年 9月 29日(金) |
カミ?
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●国学者本居宣長は、1801年のこの日9月29日に亡くなっています。彼は、医者であると同時に国学を研究し、『古事記伝』を著しています。その中に、日本の「カミ(神)」について、次のような興味深い記述があります。「日本の"カミ"には、貴いカミもあり卑しいカミもあり、強いカミもあり弱いカミもあり、善いカミもあり悪いカミもあるのであって、外国の宗教でいう『仏』『菩薩』『聖人』などとは根本的に違う。人でも、鳥獣でも、山川草木でも、そのほか何でも、すべて普通ではなく変わったところがあって、畏敬の対象となるものはすべて『カミ』である。」(『古事記伝』 )
●ここに書かれている"カミ"は、いわば神々であって、唯一の全世界の創造主である神とは異なります。神々を信じる時の人間の心は自分が中心で、自分が強ければ神々を信じる必要がないという考えになります。一方創造主である神は、人間が必要としてもしなくても、神は存在し人間を支配することになりますから、人間は自分と神との関係をいつも正さなければなりません。クリスチャンが日本の人々に聖書の神を語る場合、「カミ」ということばに含まれている意味の違いと、人間中心か神中心かという意識の違いを乗り越えなければなりませんね。