2007年 1月 24日(水)

異端問題/1

●聖書学院では、私は「異端問題」について教えています。今学期の最初の時間に、「初めに皆さんに1つ質問をします。この中で異端の教会から来てる方はいませんか?」と問いかけると、学生たちは互いに顔を見合わせながら変な顔をしました。そこで「こんなに多くいるのに、1つも異端の教会がないのですか?」とたたみかけると、少し笑いが起こりました。つまり自他共に認める絶対的な「異端」というものはありません。人はいつも自分の考えが正しいと思っており、自分と異なっている考えを持つ人やグループの中でも、自分との違いを許容できない領域にある人たちを「異端」と名づけるからです。
●そこで私は続けて言いました。「・・・このような意味で、ここに異端の教会に属している人がいないというのは正しいのです。しかし他の人から見た時に、自分が属している教会が異端であると言われる可能性があることは知ってください。」
私たちは、自分の立場に確信を持つことは大切ですが、他の人から「異端」と評される部分がないかどうかをチェックしてみることは必要だと思います。
●では、人は何をもって相手を「異端」と評するのでしょうか。
「異端」は、「異教」と異なります。「異教」は、キリスト教でない宗教ですが、「異端」は、自分が信じている教えこそが正しいキリスト教であると信じている人たちのことで、でも教えや活動を見た時に、キリスト教とはいえないという内容を持っている人たちです。