| 2007年 10月 1日(月) |
ティータイム
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●昨日の午後、妻と近くの喫茶店に出かけた。我々が新しい町に住み始めてから2年が経とうとしている。その中で、何となく気になっていた近所の店があった。喫茶店かレストラン風の店なのだが、何度か行ってみたけれどその度にお休みだった。そこで今日はちょっと時間があったので、その店を思い出し、「行ってみよう」ということになった。勿論歩いて行ける距離の店だが、また休みだったらと思い、車で出かけた。店の前に行くと、なんと珍しくドアが開いていて、看板も[OPEN]となっていた。玄関に入ると、失礼だが、店の雰囲気にはちょっと合っていない感じのおじさん風の男性が、エプロン姿で出てきた。ここでまず「えっ?」と思った。「靴を脱いでどうぞ・・・」と、スリッパを勧められたからだ。そして部屋に入って妻と一緒に、次に「へえ〜」と言った。うまく表現できないが、ダークグリーンの壁の部屋に、なんとロココ調の椅子とテーブル、そしてチェスト並んでいるのである。そんな家具を買ったことはないので、たぶんかなり高価なもののようで、食器棚にはこれまた高価そうな紅茶のカップが並んでいる。
●他に客がいなかったので、一通り部屋の中を眺め渡して、コーヒーとケーキを注文した。部屋にコーヒーの香りが流れてきて、ご主人と話をした。それによると、一般の家をレストランにするというやり方のはしりの店だったようで、建築雑誌にも取り上げられて、道内のそのような店のモデルとなったという。そのスタートは、奥様のアイデアによるもので、家具や室内の装飾などは全部彼女の設計だったという。ところが数年前、奥様は急病で亡くなり、店を閉めようと思ったけれど、予約客中心に今日まで続けてきたのだ。そして今は、できれば転売をして、一人でマンション住まいでもしたいと願っているという。そして我々に「買いませんか?」と言った。私は、「とんでもない!」と笑って否定したが、ちょっと贅沢なアフタヌーンティータイムではあったが、またなにか心寂しい感じがした時でもあった。