2007年 12月 13日(木)

あやまちに気づいたら・・・

◆社会主義国家キューバの最高指導者であったカストロは、晩年、次のように語ったことがあります。
「私は地獄に落ち、そこでマルクス、エンゲルスやレーニンと出会うだろう。しかし地獄の熱さなど、実現することのない理想を持ち続けた苦痛に比べれば何でもない」。
この言葉には、とても興味深いものがあります。それは単純な疑問として、なぜカストロは、自分が地獄に行くと思ったのかということです。彼は、社会主義こそが、人間の考え出した最も理想的な国家を造りあげる理論であると信じて、情熱を傾けてきたという自信を語りたかったのでしょうが、反面、その理論は間違いであったことにも気がついたのです。革命という敵対する人間に対して示した容赦ない戦いの情熱も、神の御前にあっては明らかに裁かれるものであることを認めているのです。
人が、自分の人生の目標を具体的に定めて、これこそ正しいと信じて生きてきたつもりなのに、人生の終わりになってその生き方が間違いであったと気がついた時には、どのような態度をとるべきでしょうか。それはただ神の御前に、赦しを請うことです。神は、すべての罪を赦してくださいます。