| 2007年 3月 21日(水) |
極楽に入る?
●今日は、「春分の日」。柔らかな日差しでもう春も間近に感じられますが、私は聖書学院の新学期の講義準備で、今週は机に座ったままです。講義内容は、「比較宗教学」。特に日本の習俗に見られる他の宗教の考えについての理解です。
●「春分の日」は、仏教的には【彼岸の中日】いわれ、春分の日を中日とする前後各3日間、計7日間を「彼岸会(ひがんえ)」として祖先供養の期間とされています。それは、春の「春分の日」と秋の「秋分の日」は、太陽が真東から出て真西に入りますが、真西の遥か先に阿弥陀仏の浄土である極楽浄土があると信じられていることから、特に春分の日と秋分の日を含めた前後に先祖供養としてお墓参りがされます。
しかしこのことは、仏教の僧侶の方も指摘することですが、死者はすでに死後の世界に行っているわけで、大切なのは現在生きている人が、極楽浄土に行けるかどうかを真剣に考えなければならないということです。仏教を信じる人にとっては、お墓参りは良い行いの一つですが、もし人が良い行いをすることによって極楽浄土に行けるとするならば、何度良い行いをするならば極楽浄土に入ることができるか、やはりこのお彼岸の時期に考える必要はありそうです。すでに亡くなった人が「成仏」しているならば、極楽あるいは他の浄土にいることになりますから、それは生きている人が心配する必要はないことで、むしろ自分が成仏できるか、あるいは他の仏の浄土に入ることができるかどうかを真剣に考えるべきでしょうね。