2008年 8月 2日(土)

ヘレン・ケラーを“発明”した人

●「閉ざされた扉があれば、開かれた扉もある。なのに私たちはたいてい、閉ざされた扉の前でいつまでも恨めしそうにたたずみ、自分に向かって開かれた扉の存在に気付かない。」電話の発明者ベルの言葉です。これは、誰でも自分が果たすことができる働きに対し、発想を変えたり、態度を変えるならば、新しい門が開かれる可能性があることを示しているのでしょう。「音」と「電気」とは、いわば関係がない世界に位置するものですが、そこに関連性があることを見出したのが彼の発想です。しかも音に関する知識と電気に関する知識のバランスが、彼に新しい道を開きました。彼は言います。
「もし、音に対しわずかな知識しかなく、かつ電気に対し豊富な知識を持っていたと仮定したら、おそらく私は電話の発明はできなかっただろう」。
●彼は、音と電気の研究でも、特に音への関心を深く持っていました。そして人と音の関係、つまり聾唖者教育にも大きな貢献をしました。『奇跡の人』として有名なヘレン・ケラーに、教師となるアニー・サリバンを紹介したのは彼だったそうです。特に障害を持っている人たちに、人間の可能性について光を与えることになった偉大な人物を世に送り出すきっかけとなったという意味で、彼はアニー・サリバンと共に、ヘレン・ケラーの“発明者”といえるでしょうか。
1847年の今日、8月2日、アレキサンダー・グラハム・ベルは亡くなりました。