| 2009年 3月 19日(木) |
初体験
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●折角大阪に来たので大阪の過去を知ろうと、大阪歴史博物館と大阪城を観ました。また春の彼岸に入り、境内で骨董市が開かれていると観光案内所で紹介されたので、聖徳太子建立の日本最古の寺といわれる四天王寺を見ようと思いました。地下鉄の駅を降りて歩きだすと、やはりなんとなく町の空気が違います。当然と言えば当然ですが、仏壇・仏具を売っている店が多いのです。そして仏具店の店の前には机が出されていて墨と筆が置いてあり、そこで客が経木に何やら文字を書いています。私は初めて見る光景で、ちょっと奇妙に見えましたが、その人たちは、何か大切なことをしているらしいと思いました。
●それから境内に入ると、多くの人々がいました。私共は、自分達が場違いの所に足を踏み入れていることを知っていましたから、その風景を撮るためにカメラを向けることはできませんでした。縁日ような店が並ぶ中を、足を進めました。古着、ラクダの下着、装飾品、陶器類、仏具関係品など、これもあまり見たことがない品々が並べられている間を、ゴーンという鐘の音を聞きなら、線香の香りをかいで、不用意な場所に足を踏み入れないように霊的な緊張感をもって歩きました。しばらくして「経木お流し処」と表示されている看板があり、大きな井戸のような所を、人々が覗き込んでいます。そこで失礼にならないように見てみようと思いました。すると井戸のような囲いの3メートルほど下には、大きな石のプールがあり、そこに水が流れ込んでいます。仏像を安置した前で祈祷している僧侶のそばに、筒がついた長い棒をもった女性がおり、先ほど仏具店の前で見た経木を信者から受け取って、筒の中に入れ、下のプールの水の上に浮かせているのです。経木の文字はどうやら戒名のようです。私の判断では、亡くなった身内の戒名を洗ってもらうことによって、成仏することを願っているように思いました。そばでは、苔の生えた不動明王像に水をかけて祈っている人たちもいました。初めて見る光景に、「もうそろそろ失礼しよう」とその場を去りました。
再び駅に向かいながら、熱心であるけれども霊の波長が全く異なっているこのような人たちに、いかにして福音が届けられるのだろうかと考えていました。