2010年 1月 3日(日)

クリスチャンは素晴らしい/17   日本の正月にある3つの願い

【メッセージ要約】
●どこの国でもそうなのかもしれませんが、特に日本では、新しい年の始まりである正月を特別の意識をもって迎えます。そのために様々なお正月特有の行事やしきたりがありますが、その背景にあるものを調べてみると、3つの人々の願いがあることが分かります。その内容は、このメッセージの「クリスチャンは素晴らしい」というテーマに含まれる、すでにキリストの中に実現しているものです。ではその3つの願いがどのようにキリストの中に実現しているのかを確かめてみましょう。
●A 神様を生活に迎えたい
日本人の生活は、古来より稲作を基本としていますから、お米を豊かに実らせてくれる神を「歳神(としがみ)」として崇めてきました。新年は、この神を山から里にある自分たちの家に迎えることから始まります。この神迎えの行事を行うのが、お正月です。その歳神を迎える準備が年末の「大掃除」です。そして迎えた神が宿る所が「門松」であり「鏡餅」です。神を迎えて聖い家となったことを示すのが「しめ縄」で、神に捧げまた神がいる間、炊事等の雑事をしないために用意されたのが「おせち料理」です。このように、日本人は正月に自分の生活の中に神を迎えます。しかしお正月が過ぎると「どんど焼き」といって、神を迎えるために用いた用具類を燃やし、その煙と共に神を山に送り出すことになります。
●このことに関してクリスチャンはどのように考えるでしょうか。同じく神を迎えますが、神を送り出すことはありません。神を迎えたいというのは人の側の思いですが、むしろ神ご自身の方が、人の中にずっととどまっていたいと願っておられるのです。神はそのために、約2000年前に御子イエスを地上に送って、その願いを実現しました。それがクリスマスです。◆「(イエス・キリストは)インマヌエルと呼ばれる。 神は私たちとともにおられる、という意味である。」 (マタイ1:23) でもキリストは昇天したから、今地上にいるのだろうか疑問に思う人がおられるでしょう。これについてイエスは、昇天する前に次のように語っておられます。◆「だれでもわたしを愛する人は、わたしのことばを守ります。そうすれば、 わたしの父はその人を愛し、わたしたちはその人のところに来て、 その人とともに住みます。」(ヨハネ14: 23)イエスは、彼と同じに働いてくださる聖霊によって、父・子・聖霊の三位一体の神は、私たちの生活の場に共に住んでくださるばかりでなく、私たちの霊の中に内住してくださっているのです。ですからキリストは見ることは出来ませんが、その人が拒否しない限り、人の霊の中に住み、今も共にいてくださるのです。
●B 神様のいのちや力を受けたい
毎年「初詣」参拝者の数が発表されますが、計算の仕方によっては、国民の人口総数よりも多くなるという奇妙な統計になるほど、人々は自分の願いをかなえてもらい、また願いを実現するための力が自分に与えられるように祈り求めて神の前に出ます。いろいろな意味で、今よりもっと強い人になりたいというのは、誰でも持つ思いです。「お雑煮 」は、歳神に捧げた供物と歳神の象徴である餅を煮たものですが、この時神と共に食事をすることによって、神のいのちや力を得ることを願うのです。また大人が子どもに与える「お年玉」は、本来は「お歳魂(霊)」と呼ばれていたもので、円形の餅を与えていました。つまり歳神を象徴する餅を、魂の形である円形にしたもので、歳神のいのちを表わしていましたから、それを食べることによって神のいのちを得ると考えたのです。その後、餅は、子どもが喜ぶ品になったり、お金になりました。
●クリスチャンは今、聖霊によってキリストのいのちを持っています。
◆「わたし(イエス)の肉を食べ、わたしの血を飲む者は、わたしのうちにとどまり、わたしも彼のうちにとどまります。生ける父がわたしを遣わし、わたしが父によって生きているように、わたしを食べる者も、わたしによって生きるのです。」 (ヨハネ6:56,57)
◆「わたしの肉を食べ、わたしの血を飲む人はみな、永遠のいのちがあります。 わたしは終わりの日に、その人を復活させます。」 (ヨハネ6:54)
イエス・キリストを自分の救い主として信じ受け入れた人は、霊の中に神のいのちを持っており、このいのちが「永遠のいのち」です。
●C 新しい人になりたい
「御屠蘇」とは、屠蘇散が入っている薬効があるお酒ですが、この名称が興味深いものです。「屠」と殺すことであり、「蘇」とは新しく生きかえらせることです。つまりこのお酒には、一度死んで新しい人になるという願望があるのですが、新しい人になることはできません。
●しかしキリストは、信じる者たちを全く新しい人にするために、十字架で死んだ後に復活してくださったのです。
◆「あなたがたはキリスト様の体の一部として、キリスト様が死なれた時、いわば、いっしょに死んだのです。 そして今は、キリスト様の新しいいのちをいただいており、 やがてキリスト様と同じように 復活するのです。」(ローマ6:5)
人は、「魂(霊)」と「体」を持っています。イエス・キリストを信じ受け入れた人は、「魂(霊)」が新しくなりましたが、やがて「体」も新しいものに変わります。◆「その日には、神様が約束してくださった新しい体、すなわち、もはや病気にかかることも死ぬこともない体をいただくのです。」 (ローマ8:23) 神はクリスチャンに、キリストを通して「共におられること」 、「いのちと力を与えてくださること」、「新しい人にすること」を実現し、また完成させてくださいます。