何というドラマだったか忘れたが何故か印象が強く、未だに想い出すことがある。
主演は紺野美沙子さん。老け役の人の名前が思い出せない。
ドラマは老人となった主人公が都会の生活に疲れて生まれ育った故郷の海岸にたどり着くことから始まっていた。
廃墟となった作業小屋。
懐かしく見入る年老いた主人公。
そのうちにタイムスリップして懐かしい人々が目の前に現れてくるのだった。
思わず声をかけるが誰も主人公には気がついてくれない。
このシーンが、とっても忘れられないのだ。
こんな描き方が私は大好きだ。
老け役の女優がいつの間にやら若い「紺野美沙子」に変わっていく…。
「時」とは何だろう?
今は確かに現在であり、またすぐに過去になり、未来でもあった。
人間の人生なんって、ほんとうにわずかなものだ。
あっという間に現在が過去になっていく。
私は特に過去にとらわれやすい。
未来はとても不安で現在は苦痛だが過去は、どんな過去でも懐かしく、美しい。
馬鹿なことを言うようだが私は、もう一人の私が、いつも「時の空間」を行ったり、来たりしているような気がしてならない…。
さて明日の私は今頃、何をしているんだろう…。