2002年 11月 5日(火)

朝日が、くれた昔の生徒さんの思い出。

 朝日を眺めていたら、とても可愛い雲が隣にいました。
ふと誰かに似ているなと思うことってありませんか?
 私は今朝ふと、以前アトリエに通って来られた生徒さんを
思い出したのです。面立ちはとても年齢を感じさせない
はつらつとしていたのですが、少々お嬢さんの事で悩んで
いた様で。一度御相談を受けた事があるんです。
 その内容は娘さんが、反抗期に入ったらしく、御自分の生けた
作品をこっそりと抜いてしまって、帰ってみると違う作品が
飾ってあるんだそうです。お母さんいわく、私が一生懸命生けた
作品なのにとこぼしていました。それからこうも、「早く上達したいのに!
娘ときたら!本当に嫌な子!」とまで。

 私はその時こんなお話をして差し上げた事を、今でも良く覚えています。
何故って、私にも歳が近い娘がいたからかしら。
「娘さんは確かに貴女に反発して、花いじりを最初はしたかも知れないはね。
でも、どこかでお母さんと同じ接点を、持ちたかったのではないかしら。
貴女が上達することを、最優先することよりも、もっと大切なことが
あるんではないかしら?それは、娘さんの心の成長では?
 花達が娘さんの、心のおもちゃになるのなら、それこそ、花達は
喜んでくれるはずですよ。」とお伝えしたのです。

 姿形のあるものは、いずれは無くなるのです。
花にいたっては、その寿命は短くてはかない物です。ならば己の為だけに
咲き誇ってくれる事を願うばかりではなく、「誰かの為に咲き誇る」
花達がいてくれることを願っても良いではないですか?!

 これが、私が伝えたかったことです。その時に上手く伝えられたかは
あまり記憶にないのですが、風の便りでは、もう嫁がれたと聞きましたので
きっと素敵なお母様になられたと思いますね。
 花は己の為だけではなく、他者のためにも生けれる時、己の元へと
幸せを運んでくるのです。私の悟りの一つかな?♪

追伸
 今朝もはよから、えっせえっせと、何故か窓拭きを始めてしまったのです。
どうも気になっていたのです。外の景色が曇って見えるのが、すっきりとした
窓から眺める冬の朝は、心も身も凛としきしまる想いですよ。
 これぞ「早起きは三文の得!」と言うのかしら。
お陰で日記が書けました。朝の窓拭きもいいものですよ。