2003年 1月 11日(土)

あちらこちらで、成人式ですね。

 昼過ぎに、とあるお嬢さんからお電話を頂きました。それは
私がお勤めさせて頂いている学園の生徒さんでした。プライベートに
電話をよこす子ではないので、何か あったのかしらと、少々身構えていましたら、
なんと訪れてくれたのは、三人でした。1人は妹さんまでご一緒でした。
 
 お湯飲みを二つしか用意していなかった私は、少々戸惑いましたが、
見覚えのある笑顔は何よりも、私を喜ばせてくれましたね。
そして、今日はどんな用事かしらと、尋ねると
≪先生!明日、私達成人式に出るんです。それでね、どうしても先生の
頭飾り(ヘッドピース)を付けて、出席したいんです。私達、学園で
お勉強した事を、自分達で作ってみたいんです≫

うむー、偉いぞと言う事で、我が家の大きなフラワーキーパーを、開けて差し上げたら
中の花を見て、とても喜んでくれたのと、懐かしさで思わず3人で≪あの時は
良かったね≫と言う事になりました。きょとんとしていた、妹さんも
嬉しそうでしたね、お花はそんな力があるんですね、彼女は将来、弁護士さんに
なりたいそうです。そんな彼女達の会話を交えながらまあ、最終的には
私が作って差し上げたのですが。花選びは、さすが、私の教え子、個性的で
どんな花が振袖の色に合うかちゃんと、合格点が出ましたね。

 ああ、忘れていた昔の記憶がうら若き彼女達と共に、花が連れてきてくれたのですね。
そこで、少々早いようですが、こんな一文を彼女たちにプレゼントしましょうね。

 ≪人知れず訪れる夏空に、誰(たれ)の顔、描く乙女心かな≫
今夜は眠れるかしら彼女達は、ゆっくりお休みなさいな明日の為に。
そしてその明日は、未来の始まりでもあるからね、そんな余韻を残してくれた
乙女達の来訪でした。